シャオミは、スペイン・バルセロナで開かれる「MWC Barcelona 2025」に合わせ、2025年3月2日(現地時間)に新製品発表イベントを実施。新しいスマートフォンのフラッグシップモデル「Xiaomi 15」シリーズなど、多くの製品のグローバル展開を発表しました。

  • シャオミは、スペイン時間の2025年3月2日に、新しいフラッグシップスマートフォン「Xiaomi 15」シリーズ2機種のグローバル展開を発表した

Xiaomi 15シリーズをワールドワイドで展開

今回発表されたXiaomi 15シリーズは、スタンダードモデルの「Xiaomi 15」と最上位モデルの「Xiaomi 15 Ultra」の2機種で、いずれも中国では発表済みのモデルを中国外で展開する形となります。両機種ともに大きな特徴は3つあり、1つは前機種の「Xiaomi 14」シリーズと同様、ライカカメラと共同開発した高性能カメラを搭載していることです。

2つ目はAI技術活用の強化で、文章の生成や音声の文字起こし、画像の生成など、さまざまなAI機能が利用できる「Xiaomi Hyper AI」を搭載するほか、グーグルとのパートナーシップにより「メモ」「カレンダー」などシャオミ製の内蔵アプリとGeminiとの連携ができるようになるとのことです。

  • Xiaomi 15シリーズではAI関連機能の強化もなされており、グーグルとのパートナーシップでシャオミ製アプリとGeminiとの連携も可能になった

そして3つ目は、クアルコム製の最新チップセット「Snapdragon 8 Elite」を搭載していること。CPU、GPUの強化により、ゲーミングなどで高い性能を実現するのはもちろんのこと、NPUの強化でデバイス上でのAI関連処理も強化され、それがXiaomi Hyper AIの強化などにもつながっているようです。

しかしながら両機種は、デザインやカメラ性能などさまざまな面で違いがあり、なかでもスタンダードモデルのXiaomi 15は6.36インチのディスプレイを搭載。コンパクトながら強力なハイエンドモデルという位置付けとなっています。

  • スタンダードモデルの「Xiaomi 15」は比較的コンパクトながら、「Snapdragon 8 Elite」やライカ監修カメラを搭載するなど高い性能を備えている

背面のカメラはいずれも5000万画素で、広角・超広角・望遠の3眼構成となり、幅広いシーンでの撮影に対応するほか、スタンバイ状態から撮影までのスピードが0.6秒に短縮され、貴重な瞬間をより撮影しやすくなっているとのこと。カメラ部分のデザインは、国内でも販売された「Xiaomi 14T」シリーズに近いスクエアな形状となっています。

  • カメラは広角・超広角・望遠の3眼構成で、カメラアプリ上ではワンタッチで0.6倍から5倍までの切り替えができる

ボディカラーはグリーン、ブラック、ホワイトの3色なのですが、それに加えて「Liquid Silver」という独自モデルも用意されています。こちらは、文字通り液体を意識した凹凸がありながら、非常に光沢のあるシルバーカラーの個性的なデザインとなっています。価格は999ユーロで、日本円では約156,000円となります。

  • こちらはXiaomi 15の「Liquid Silver」モデル。液体をイメージしたデザインと光沢感の強いシルバーのカラーで、非常に個性あるモデルに仕上がっている

一方、上位モデルとなるXiaomi 15 Ultraは、6.73インチのディスプレイを搭載したより大型のモデル。日本でも発売された「Xiaomi 14 Ultra」と同様、カメラレンズを意識した円形のデザインにカメラを配置した、カメラを強く意識したデザインとなっています。

  • 最上位の「Xiaomi 15 Ultra」は6.73インチのディスプレイを搭載した、ハイエンドにふさわしいモデルとなっている

それに加えて、今回はクラシックなカメラを強く意識したデザインが採用されているのが大きなポイントとなっています。実際、Xiaomi 15 Ultraはホワイト、ブラック、そして「Silver Chrome」の3色なのですが、Silver Chromeはシルバーとレザーのツートンカラーで、往年のフィルムカメラを強く意識していることが分かります。

  • デザインは「Xiaomi 14 Ultra」を継承しながらも、よりカメラを意識した内容に。写真のSilver Chromeモデルは、往年のクラシックカメラをイメージさせる

そのカメラに関しても、広角には1インチの大型イメージセンサーを搭載し、暗いシーンでの撮影により強くなっているほか、超広角・望遠カメラに加え、新たに2億画素の“超望遠”カメラを備えた4眼構成に進化。超望遠カメラの活用によって、ロスレスズームであれば35mm判換算で最大200mm相当、デジタルズームも含めると最大400mm相当の焦点距離が実現できるとしています。

  • 背面のカメラは4眼構成で、新たに2億画素のイメージセンサーを搭載した“超望遠”カメラを用意。ロスレスズームで、200mm相当までの超望遠撮影が可能になった

Xiaomi 15 Ultraの価格は1499ユーロで、日本円ではおよそ234,000円となります。ちなみにXiaomi 15 Ultraには、Xiaomi 14 Ultraと同様に専用のフォトグラフィーキットが用意され、こちらを装着すればシャッターやズームの調整など、さまざまな操作をボタンやレバーでできることからより撮影がしやすくなるほか、バッテリーも2,000mAhに性能向上しています。

  • 今回も専用のフォトグラフィーキットが用意。装着すればよりカメラとして利用しやすくなる

高性能タブレットやワイヤレスイヤホンも発表

これ以外にも、シャオミはさまざまな製品のグローバル展開を発表しており、その1つがタブレット製品「Xiaomi Pad 7」「Xiaomi Pad 7 Pro」です。3:2比率の11.7インチのディスプレイを搭載したタブレットですが、前者はチップセットにクアルコム製の「Snapdragon 7+ Gen 3」、後者は「Snapdragon 8s Gen 3」を搭載するなど、性能面には違いがあります。

  • タブレットの「Xiaomi Pad 7」シリーズは、ともに3:2比率の11.7インチディスプレイを搭載しているが、搭載するチップセットなど性能が異なる2モデルで展開する

価格は、それぞれ399ユーロ(約62,500円)、499ユーロ(約78,000円)。Xiaomi Pad 7 Proには、画面の反射を抑え明るい場所でも画面が見やすいマットガラスバージョンが用意されており、こちらの価格は649ユーロ(約101,600円)となります。

  • ペンやキーボードカバーなど、専用の周辺機器も充実している

そしてもう1つは、ワイヤレスイヤホンのハイエンドモデル「Xiaomi Buds 5 Pro」。デュアルアンプシステムの搭載や、クアルコムの「aptX Lossless」に対応し2.1Mbpsで低遅延の音声伝送を実現したこと、スマートフォンと連携してAIの文字起こしや翻訳などのコントロールが可能となっています。

それに加えて、Xiaomi Buds 5 ProにはWi-Fiモデルも用意されています。こちらは、クアルコムの「Qualcomm XPAN」という技術が採用されており、Xiaomi 15 Ultraと接続することで4.2Mbpsの伝送速度でロスレスオーディオ体験が実現できるとのこと。価格は、通常版が199.99ユーロ(約31,000円)、Wi-Fi版が219.99ユーロ(約34,000円)となります。

  • ワイヤレスイヤホン「Xiaomi Buds 5 Pro」にはWi-Fi版が用意され、Bluetoothで接続するよりも高音質でサウンドが楽しめる

このほかにも、シャオミはこのイベントでウェアラブルデバイスの「Xiaomi Watch S4」(159.99ユーロ、約25,000円)、「Xiaomi Smart Band 9 Pro」(79.99ユーロ、約12,500円)、そして電動キックボードの「Xiaomi Electric Scooter 5 Max」(599.99ユーロ、約94,000円)のグローバル展開を発表しました。

スマホの背面に取り付ける高性能カメラも発表!

それに加えて、シャオミはMWC Barcelona 2025でスマートフォンの新しいコンセプトモデル「Xiaomi Modular Optical System」を出展することを明らかにしています。これは、Xiaomi 15をベースとしながら、背面に一眼レフカメラのような大型レンズを装着できる仕組みを備えており、撮影性能を大幅に向上させるものと考えられます。発表イベントでも、そのコンセプトモデルを“チラ見せ”するひと幕もありましたが、実際どのような形でレンズを装着し、撮影を強化できるのか注目されます。

  • 発表会では、Xiaomi 15の背面にレンズを装着できる「Xiaomi Modular Optical System」もチラ見せ。その実現が注目されます