HoYoverseが提供するオープンワールドRPG『原神』において、2月12日から『Ver.5.4「夢見る月明かり」』が展開されています。魔神任務がひと段落したナタをいったん出て稲妻でのサイドストーリーがリリースされており、秋沙銭湯で心理療法士を務める新キャラクター「夢見月瑞希」も登場しています。
これを受けて、日本国内では日本三古泉の一つ「有馬温泉」とのコラボレーション施策「原神×有馬温泉 ぽっかぽか温泉旅」が開催中。実施期間は2月22日~3月23日と長く、春休み期間の学生からスケジュールを調整しにくい社会人まで参加しやすそう。休日は引きこもりがちの筆者もすかさず“旅人”業に励む身内に声をかけ、一路有馬温泉に向かいました。
忙しい方向けにまとめておくと、有馬温泉へのアクセスはバスを使うとかなり楽。温泉街でスタンプラリーを楽しむには傾斜の多い道をそれなりに歩くことになったので、しっかり歩ける装備がおススメです。また、有馬温泉の泉質には“金泉”と“銀泉”の二種類があることをしっかり押さえておきたいところ。日帰り入浴できる施設もたくさんあるので、ぜひ両方試して帰りましょう。
「原神×有馬温泉 ぽっかぽか温泉旅」概要
「原神×有馬温泉 ぽっかぽか温泉旅」施策は、コラボ限定シリアルコードの配布から「JR推し旅」を活用する壁紙配布に加え、現地での割引キャンペーンやデジタルスタンプラリー、温泉特別衣装の展示まで盛りだくさん。有馬温泉 三ツ森本店ではグッズ販売も行われ、そのほか有馬温泉全域で50店舗が参加する対象のコラボショップで1,000円以上購入し、UIDを提示することでキャラカードも入手できます。
充実の内容ですが、要するに東京から参加する場合は飛行機ではなく東海道新幹線を用いて大阪まで移動し、現地でスタンプラリーを楽しみつつ観光。AR写真を撮って楽しんだりグッズを購入してカードを入手し、疲れたところで温泉に浸かって適宜帰宅する流れがよいでしょう。
取材といいつつ普通に観光。自分より熱心な人がいると楽
今回筆者は東京から有馬温泉に向かったので、JR推し旅を活用できる東海道新幹線を利用しました。移動中に特設サイトにアクセスし、位置情報利用を許可すると移動方向・速度が判定され、かんたんなアンケートに回答すると壁紙を受け取れます。往路はともかく復路で失念しそうになったので、忘れないように早柚の壁紙も入手しておきましょう。
ところで、有馬温泉は神戸との間に六甲山を挟んだ北側に所在しています。電車なら神戸電鉄有馬線 有馬温泉駅が最寄ですが、新幹線からの乗り換えではやや大変そう。そこで今回は阪急高速バスが提供している観光バスを活用しました。ちょうど新大阪のバスターミナルからも乗ることができ、事前のWeb予約で座席を確保しておけるので気楽。本数もそれなりにあり、時間の融通が利いて便利でした。東京からの来訪だけでなく、大阪市内から向かう際にもオススメの移動手段です。
うたた寝しつつバスに揺られること1時間弱。温泉街の中心地にある有馬川親水公園沿いの歩道には見渡す限り原神コラボの幟(のぼり)がはためいており、こっそりコラボ……というよりはかなり大々的にコラボレーションが行われていることを実感できます。温泉街各所の店頭にはポスターが掲出されているほか、店内にアクスタやポスターを飾っているお店も見られました。
充実のコラボレーション施策について整理してみると、まずスタンプラリーに挑んだ方がよさそうでした。「太閤橋」「金の湯」「銀の湯」「炭酸泉源公園」「太閤の湯」現地で位置情報を検出させ、AR機能を用いた撮影を楽しめます。コンプリートすることでオリジナルデザインタオルも入手できましたが、記事制作時点では品切れになってしまっている模様。また入荷予定があるそうなので、入手したい旅人は要チェックです。
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道中、稲妻キャラクターをイメージしたキャラ衣装の展示も発見しました
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太閤の湯と炭酸泉源公園が微妙に離れていて疲労困憊に。早柚の元素スキルで移動したい
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コンプリート特典のハンドタオルも入手。発色が良くていいデザイン
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編集部用のお土産を購入し、1,000円以上になったのでフレミネのキャラカードも確保しました
1日目はスタンプラリーで疲れ果ててしまい、夕方で切り上げて早々に投宿。泊まった有馬ロイヤルホテルは身体健康の湯らしく、赤くて濃い金泉が体を温めてくれました。
温泉街各所を周遊するスタンプラリーを完了したので、2日目は原神コラボで入浴料の割引を受けたり、まだ見てない衣装の展示をチェックすることに。既に金泉を楽しめたことを踏まえて、「太閤の湯」で銀泉に浸かりつつ、見るのに入館料が必要な神里綾華と神里綾人の衣装を眺めてきました。
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1日目もスタンプラリーで来た太閤の湯。急な坂道をしばらく上った先にあります
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ここの展示は入館しないと見れません。入浴そのものを目的に据えてしまうのがベター
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展示は食堂で行われており、衣装展示に加えて劇中用いられたスチルのアクリルパネルもありました
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兄妹の立ち絵パネル
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太閤の湯は「夢をかなえる湯」。銀泉は透き通ってさらりとした泉質で、湯あたりもしにくそう。大浴場の規模もさることながら、岩盤浴や蒸し風呂もかなり充実していて楽しめました
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昼食がてらカツカレーを食べました
新大阪行きのバスを待つ時間で、推しの等身大パネルを見たいという同行者のリクエストで「なかさ」を来訪。1階は食事処、2階はカフェのようで、筆者が行った日は2階でのカフェ営業のみのようでした。展示はかなり充実しており、今回のイベントだけでなく幅広い原神のグッズを発見。奥には【推しの子】とのコラボエリアも併設されており、この手のイベントに慣れている様子がうかがえました。
強烈な混雑はタイミングを選べば避けられそう。またとない機会の温泉地コラボイベント
ここまで「原神×有馬温泉 ぽっかぽか温泉旅」における筆者の旅程を見てきた本記事。個人的には『原神』に日本モチーフの稲妻があって良かったなあと思える充実ぶりで、かなり楽しめました。有馬温泉全体が版権とのコラボレーション施策に慣れているのかもしれませんが、このイベントを草津温泉のような東京寄りの場所で実施せず、関西圏のファンのためか有馬温泉で実施した点も興味深いところ。実施期間は3月23日までとまだ日があるので、ぜひ多くの旅人に楽しんでもらえればと思いました。
【キャラクタートレーラー】
— 原神(Genshin)公式 (@Genshin_7) February 11, 2025
夢見月瑞希「教えて!瑞希先生」
「教えて!瑞希先生」——稲妻の妖怪たちの間で最も人気なバラエティ番組、絶賛放送中!
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