ソニーは11月19日、Eマウントの標準ズームレンズ「FE 28-70mm F2 GM」を発表した。ズーム全域で開放F2通しとした大口径レンズ。単焦点レンズに迫る描写性能とズームレンズの利便性、自然なボケ味を兼ね備えた意欲作。重さは約918gに抑え、機動性も高めた。レンズ交換ができない状況でも不満のない撮影ができるレンズとして売り込む。価格はオープンで、予想実売価格は50万円前後。発売は12月13日。

  • ズーム全域で開放F2通しとした大口径の標準ズームレンズ「FE 28-70mm F2 GM」

Eマウントでは初めてのF2通しズーム。レンズを小型軽量に仕上げたのが特徴で、フィルター径は86mm、長さは139.8mm、重さは918gと、F2.8通しの標準ズームの旧モデル「FE 24-70mm F2.8 GM」(フィルター径82mm、長さ136mm、重さ886g)と比べてわずかに大きく重い程度に仕上げた。

  • 大口径だけにフィルター径は86mmと大きいが、重さは918gと1kgを大きく切っている

  • α7R Vに装着したところ

AFモーターには4基のリニアモーターを搭載し、α9 IIIのAEAF追随の120fps連写にも対応する。フォーカスブリージングも抑制し、動画撮影にも向く仕上げとした。