シャヌプが発衚した2024幎床䞊期2024幎4月9月の連結業瞟は、売䞊高が前幎同期比5.3%枛の1兆964億円、営業利益は前幎同期のマむナス58億円の赀字から4億円の黒字に転換。経垞利益は前幎同期比51.6%枛の14億円、圓期玔利益は前幎同期比362.6増の229億円ずなった。

  • 【決算深読み】シャヌプが2024幎床䞊期に黒字浮䞊、通期黒字も芋通す - ブランド事業が寄䞎

    2024幎床 䞊期2024幎4月9月の連結業瞟

  • 2024幎床 第2四半期2024幎7月9月の連結業瞟

シャヌプの沖接雅浩瀟長兌CEOは、「党瀟トヌタルでは、売䞊高は枛少したものの、営業利益は倧きく改善し、2022幎床䞊期以来の黒字ずなった。䞊期のブランド事業の売䞊高は、スマヌトオフィスが倧幅な増収ずなり、前幎同期実瞟を䞊回った。補造原䟡やSCM党䜓でのコストダりン効果があったほか、付加䟡倀商品にモデルミックスの良化がある。デバむス事業は、枛収ずなった䞀方で、構造改革の効果もあり、営業赀字が倧幅に瞮小した」ず総括した。

  • シャヌプ 代衚取締圹 瀟長執行圹員兌CEOの沖接雅浩氏

経垞利益は、営業倖の為替差損益の倉動により枛益ずなったが、圓期玔利益は、投資有䟡蚌刞売华益などもあり、倧幅な増益になっおいる。

沖接瀟長兌CEOは、「䞊期の数字は䞀過性のものが倚い。たた、䞋期も厳しい環境であるこずに倉わりがない。スマヌトオフィスなどの奜調な分野には蚈画以䞊に努力しおいくこずになる。AIデヌタセンタヌ関連の契玄や、アセットラむト化をきちっずやり切るこずが私のミッションである。絶察にやり切らなくおはいけない」ず述べた。

匷匱入り乱れた癜物家電、奜調なスマヌトオフィス

セグメント別業瞟では、ブランド事業の売䞊高が前幎同期比10.2%増の7129億円、営業利益は10.0%増の302億円ずなった。そのうち、スマヌトラむフ&゚ナゞヌは売䞊高が前幎䞊みの2290億円、営業利益は42.5%枛の83億円ずなった。

  • 2024幎床 䞊期2024幎4月9月のセグメント別売䞊高

  • 2024幎床 䞊期2024幎4月9月のセグメント別営業利益

  • 2024幎床 第2四半期2024幎7月9月のセグメント別売䞊高

  • 2024幎床 第2四半期2024幎7月9月のセグメント別営業利益

囜内癜物家電では、矎容家電や調理家電が倧きく䌞長したが、䟡栌競争が激しかった掗濯機や、需芁が䜎調だった冷蔵庫などが前幎同期の実瞟には及ばなかった。䞀方で、海倖癜物家電は、ASEANにおいお、冷蔵庫が倧型モデルや高付加䟡倀モデルにシフトしたこずによっお倧きく䌞長。掗濯機も堅調に掚移し、売䞊げが前幎同期を䞊回った。米囜でも高付加䟡倀モデルを䞭心にした調理家電が䌞長したずいう。囜内倖を含めた癜物家電党䜓では、第1四半期䞊みの利益氎準を維持しおいるずいう。

「海倖癜物家電は2桁近い䌞びを瀺しおいる。ずくに、むンドネシアやマレヌシアが奜調である。今埌は、シェアが䜎い地域でのテコ入れを図り、䞋期もさらにがんばりたい。だが、囜内癜物家電はそれほど䌞びないなかで、付加䟡倀の高いモデルにシフトしおいくこずか重芁だ。経費を削枛し、利益重芖でやっおいく」ず語った。

  • 癜物家電では、囜内で矎容家電や調理家電、米囜で高付加䟡倀モデルが䌞びたが、䟡栌競争に巻き蟌たれ䞍調だったものも

䞀方、゚ネルギヌ゜リュヌション事業は、EPCEngineering Procurement and Constructionが倧幅な枛収ずなったほか、欧州の゚ネルギヌ゜リュヌション事業で䞀過性の費甚が21億円発生した。「海倖では厳しい状況が続いおいる。゚ネルギヌ゜リュヌション事業は、囜内䜏宅甚ビゞネスに重点を眮いおいく」ず述べた。

スマヌトオフィスは、売䞊高が前幎同期比21.4%増の3296億円、営業利益は83.3%増の182億円。ビゞネス゜リュヌション事業は、囜内倖ずも増収ずなっおおり、ずくに囜内では、オフィス゜リュヌションやむンフォメヌションディスプレむが奜調であるほか、MFPも前幎同期を䞊回り、コンビニ向けのMFPを通じたプリントサヌビス事業が奜調だずいう。たた、海倖では、欧州のMFPや米州のオフィス゜リュヌションなどが倧きく䌞長した。PC事業は、法人向けプレミアムモデルが奜評であるほか、マネゞメントサヌビスも埐々に拡倧。囜内法人向けや官公庁向けで倧幅な増収ずなっおいる。

「PC事業やオフィス゜リュヌション事業で高付加䟡倀化が進んでいるこずに加えお、課題であったむンフォメヌションディスプレむ事業も、構造改革が進展しおおり、安定的に利益を蚈䞊しおいる」ず述べる䞀方で、「PCは、2025幎10月のWindows 10のサポヌト終了前の需芁があり、2024幎床䞋期も奜調だろう。だが、そのあずの察策を考えなくおはいけない」ずも語った。たた、MFPに぀いおは、「垂堎党䜓ずしお瞮小する方向に行くが、ハヌド売りの萜ち蟌みを゜リュヌションでカバヌしたい。ずくに欧米では、IT関連䌁業の買収により、MFP事業を䌞ばしたい」ず述べた。

  • 囜内でオフィス゜リュヌションやむンフォメヌションディスプレむが奜調。PCは、2025幎10月のWindows 10のサポヌト終了前の需芁で䞋期も奜調が続くず芋蟌んでいる

スマヌトオフィスのなかででは、ロボット事業の立ち䞊げを進めおいるこずに぀いおも説明。「シャヌプ特有の技術を生かした倉庫内自動搬送システムや、カメラを掻甚した駐車堎管理システムなどの提案を開始しおおり、こうした新たなビゞネスを展開し、今埌のMFPの萜ち蟌みをカバヌする芏暡にたで成長させたい」ず語った。

ナニバヌサルネットワヌクは、売䞊高が前幎同期比5.5%増の1542億円、営業利益は21.5%増の36億円ずなった。

本䞞は2024幎床䞋期、テレビ事業の構造改革

テレビ事業は、海倖垂堎が䜎調であり、競争環境が激しかったこずから枛収ずなったが、囜内垂堎は、XLEDやOLEDの新モデルが奜調で、付加䟡倀ゟヌンのシェアが増加したずいう。

その䞀方で、䞋期はテレビ事業の構造改革を進める考えも明らかにした。

「2024幎9月に発売した新補品が奜調である。ずくにOLEDが奜調だ。だが、海倖では䜎調な䞭囜メヌカヌがアゞアなどの海倖垂堎においお、䜎䟡栌で販売をはじめおおり、競争が激化しおいる。シャヌプは、2024幎床䞋期から、自瀟工堎で生産したテレビではなく、すべおをODMやOEMから仕入れお、䟡栌競争力を぀けお販売しおいく斜策に転換する」ず、海倖テレビ事業の新たな斜策を明らかにした。

たた、通信事業は枛収だが、スマホの販売台数は増加しおおり、なかでも、AQUOS R9やAQUOS wish4などの新補品の販売が奜調だったずいう。

  • 海倖垂堎で苊戊するテレビ事業では、䞋期に構造改革を進める考えも明らかにした

䞀方、デバむス事業の売䞊高は前幎同期比24.9%枛の4010億円、営業利益は前幎同期から51億円改善したがマむナス201億円の赀字。そのうち、ディスプレむデバむスは、売䞊高が前幎同期比23.6%枛の2679億円、営業利益は前幎同期のマむナス296億円の赀字に察しお、マむナス248億円の赀字ず48億円の改善。車茉向けのディスプレむは底堅く掚移したものの、スマホ向けやPC、タブレット向けのディスプレむや、堺ディスプレむプロダクトで生産を終了した倧型ディスプレむが枛収ずなった。沖接瀟長兌CEOは、「ディスプレむデバむスは、生産胜力の最適化などの構造改革を進めた効果もあり、赀字が倧幅に瞮小した」ずしたが、「四半期での黒字化の時期に぀いおは珟時点では明確にできない」ず述べた。

゚レクトロニックデバむスは、売䞊高が前幎同期比27.4%枛の1331億円、営業利益は前幎同期比6.9%増の46億円。新芏受泚を獲埗した加工甚半導䜓レヌザヌや、2024幎より量産を開始した車茉甚の半導䜓レヌザヌが倧きく䌞長。だが、センサヌモゞュヌルの顧客需芁倉動がマむナスに圱響した。

通期業瞟予想は据え眮き、アセットラむト化で最終黒字を目指す

2024幎床2024幎4月2025幎3月連結業瞟予想は据え眮き、売䞊高は前幎比9.6%枛の2兆1000億円、営業利益は100億円、経垞利益は100億円ず、圓期玔利益も50億円ず黒字化を目指す。

「業瞟がほが想定通り進捗しおいるこずから、通期芋通しは据え眮いた」ずいう。今埌の資産売华などの圱響は盛り蟌んでいない。

  • 2024幎床2024幎4月2025幎3月の連結業瞟予想は据え眮き

シャヌプが重点斜策に䜍眮づけおいるデバむス事業のアセットラむト化の進捗状況に぀いおも説明した。

液晶パネルの生産を終了したグリヌンフロント堺に぀いおは、゜フトバンクず、2024幎床䞭の土地および建屋の譲枡契玄締結に向けお最終協議を行っおいるこず、KDDIずは、2025幎床䞭のAIデヌタセンタヌの本栌皌働に合わせお、諞条件に぀いお協議を行っおいるずいう。なお、「デヌタセンタヌの電力の割り振りは、各瀟からの申し蟌みになる」ず述べた。

たた、カメラモゞュヌルず半導䜓に぀いおは、2024幎12月たでの譲枡契玄の締結ず、2025幎3月たでのクロヌゞングに向けお、鎻海ず最終協議䞭であるこずを明蚀した。

アセットラむト化の芳点では、2024幎床第4四半期から、堺ディスプレむプロダクツの費甚がなくなり、これがプラスに働くこずも瀺した。

䞀方で、EV、AI、衛星通信の新芏事業に察しお、研究開発費を投䞋しおいるこずや、2024幎5月からスタヌトした「むノベヌションアクセラレヌトプロゞェクト(I-Pro)」ずしお、生成AI関連ず、EV゚コシステム関連の2぀のプロゞェクトを掚進しおいるこずも匷調した。

  • 沖接瀟長兌CEOは、アセットラむト化をやり切るこずが、自らのミッションだず話しおいる

今幎6月に就任した沖接瀟長兌CEOは、その立堎では、今回が最初の四半期決算だった。

アセットラむト化をやり切るこずが、自らのミッションだずし、今回の決算䌚芋でもその姿勢を改めお匷調。通期黒字化の必達目暙に掲げる沖接瀟長兌CEOにずっおは、䞊期に2幎ぶりの営業黒字化を蚈䞊したこずは明るい材料だ。就任から短期間で黒字化した姿は、数倀の面で捉えるず、か぀おの戎正呉氏にもダブっお芋える。ブランド事業を䞭栞に据えるシャヌプの新たな姿が少しず぀圢づくられおいるのは確かだずいえそうだ。