キヤノンは6月7日、エントリー向けのクリップオンストロボ「スピードライト EL-10」を発表した。マルチアクセサリーシューを搭載するEOS Rシリーズ専用となるため、「EOS R5」「EOS R6」「EOS RP」などの機種では使えない。価格はオープンで、キヤノンオンラインショップでの価格は43,450円。6月28日より発売する。

  • これまでの430EX III-RTやEL-100の後継モデルとなるエントリー向けのクリップオンストロボ「スピードライト EL-10」

スピードライト EL-10は、マルチアクセサリーシューを搭載するEOS Rシステムのミラーレスカメラ用外部ストロボ。最大ガイドナンバーは約40(ISO100、照射角105mm時)で、発光後のチャージ時間が最大約2.5秒と速く、待機時間が少ないため連続撮影するのに向いている。50-105mm時の連続フル発光可能回数は約55回で、従来機種の約1.7倍に向上した。

  • 左からEL-1、EL-5、EL-10

照射角はレンズ焦点距離24-105mmに対応。発光部は上90度、左150度、右180度に可動するのでバウンス撮影にも使える。電波通信によるワイヤレスストロボ撮影、ストロボをカメラから離して好きな位置で使えるオフカメラ撮影、多灯撮影などもサポートする。

設定した内容は、3つまでカスタム発光モードへ登録できるほか、カメラとストロボを事前に連携しておけば、カメラの撮影モードに連動してストロボの発光モードを自動で切り替えてくれる。メニューダイレクト機能では、ワンクリックでカメラの画面にストロボのメニュー設定を呼び出せる。

電源は単3形乾電池×4本で、発光回数は約210~1,400回。本体サイズは約W70.6×D9.3×H116.3mm、重さは約287g。