台湾で6月4日~7日の期間中開催されている国際展示会「COMPUTEX 2024」において、同国で消費者向け製品の超大手であるASUSが巨大なブースで出展中。しかもゲーム向けのROGとその他で通路を挟んで2つの場所を占有しており、他社に類を見ません。

もちろんAMD Ryzen AI 300HXシリーズを搭載した最新製品で“AI PC”をドンドン打ち出しているのですが、筆者が特に目を引かれたのは「ROG Mjolnir」。もうみなさん忘れられたかもしれませんが、今年のエイプリルフールに発表されていたいわゆるポータブル電源で、今回実機が初めて登場した形です。

  • 「ROG Mjolnir」。今のところミョルニルなのかムジョルニアなのかは未定

なんといっても特徴的なのは天面に突き出す“柄”。可搬性を高めるためのハンドル……ではなく、デカめの懐中電灯がくっついています。ポータブル電源といえば手元を照らすための照明を搭載したものもよく見られますが、ROG Mjolnirでは取り外してマグライトよろしく携行可能。光量はだいぶ大きく、真っ暗な夜の森などではやや持て余しそうなレベルです。

  • 手にもって……

  • ポンと大した抵抗もなく外せます

  • Qi充電パッド仕様。iPhone等対応機器の充電を行えて実用性が高いのもギャップ萌え

  • フロントの端子部

もちろん懐中電灯そのものもQi充電に対応しており、天面にドンと置いておくことで充電できます。ちなみにASUSは電力系のデバイスに雷にゆかりのある神の名前をつけており、自作PC向けの電源ユニットにはROG Thorなんかもラインナップしています。

  • これはThorではありませんが、GaN採用のATX 3.1規格準拠の最新モデルも展示されていました