So-net 光がサービス刷新、最短翌日に切り替え可能な3プラン展開

ソニーネットワークコミュニケーションズは3月1日、同社のインターネット接続サービス「So-net 光」のサービスを刷新し、「So-net 光 S」「So-net 光 M」「So-net 光 L」の3プランの提供を開始した。

So-net 光 S／M／L

プラン選択の負担を低減するのが新サービスの狙い

So-net 光はこれまで、それほど帯域幅を必要としないユーザー向けに「So-net 光 minico」、標準的なユーザー向けには「So-net 光プラス」を提供し、さらに広帯域を必要とするユーザーにオプションの「さくさくスイッチ」を提供するというサービス構成になっていた。

今回のサービス刷新では、「So-net 光 minico」に代わるものとして「So-net 光 S」、「So-net 光プラス」にかわる標準サービスとして「So-net 光 M」を提供し、広帯域を求めるユーザーには「So-net 光 L」を用意するという3プラン構成になる。各プランの違いはあくまで帯域幅の違い。最大通信速度は3プランとも理論値で1Gbpsとされており、この点に差はない。

「So-net 光 S／M／L」の提供開始に伴い、「So-net 光プラス」は新規受付を終了する。加入済みのユーザーは引き続き「So-net 光プラス」の利用を継続できる。「So-net 光 minico」は「So-net 光 S」に移行する。

3プランの位置付け
3プランの想定される用途

従来サービスからの改善点として、SからM／L、MからLのアップグレードについては、翌日に切り替えが行える点（従来は翌月1日から反映）。この変更により、通信速度に不満が生じた場合や急に広帯域の通信の必要が生じた場合にすぐに対応できるようになる。なおMからS、LからM／Sへのダウングレードについては従来と同じく翌月1日からの反映となる。プラン変更の手続きは従来同様にマイページ／アプリ上で完結でき、手数料も不要だ。

このサービス変更は、ユーザーがさまざまな選択に際して「できるだけ労力をかけずに後悔が少ない選択をしたい」と考えていることがユーザーアンケートなどから判明したからだという。こういったユーザー傾向に対し、新サービスではプランアップグレードを容易にすることで選択後の後悔を低減するというのが狙い。「So-net 光 minico」「So-net 光プラス」「さくさくスイッチ」とわかれていた名称を「Sonet 光」の「S／M／L」に一本化したのも、3プランをひとつのものとすることでプラン変更のハードルを下げるという意図があるという。

同社では「So-net 光 M」を基本プランとして、8割ていどのユーザーが加入することになると見込んでいるという。ここから、帯域幅が不足する場合に「So-net 光 L」へ、それほどの帯域幅が必要ないという場合には「So-net 光 S」へプラン変更されるという想定だ。

なお同社では今回のサービス刷新にあわせ、さまざまな選択に関わる労力と選択後の後悔を「セレパ」（＝セレクトパフォーマンス）と定義し、このセレパについてのユーザー調査も実施している。

ユーザー調査より

新サービスの料金体系

各プランの料金は以下のようになるが、「So-net 光 M」「So-net 光 L」にSo-net公式サイトから加入する場合は、特典が適用されて月額料金が割引となる。

So-net 光 S
- 戸建て：4,500円
- マンション：3,400円
So-net 光 M
- 戸建て：5,995円（特典適用後：4,378円）
- マンション：4,895円（特典適用後：3,520円）
So-net 光 L
- 戸建て：7,095円（特典適用後：5,720円）
- マンション：5,995円（特典適用後：4,620円）

このほかに事務手数料として3,500円、回線工事費として派遣ありの場合は26,400円、派遣なしの場合は3,300円が初期費用として生じる。工事費は23回分割での支払いとなるが、こちらも「So-net 光 M」「So-net 光 L」にSo-net公式サイトから加入する場合は特典が適用され、工事費相当分は月額料金から差し引かれての請求となる。