メルカリ子会社のメルコインは2月15日、フリマアプリ「メルカリ」での商品購入時に、保有しているビットコインを決済に使用できる機能を提供開始した。
同社は2023年3月に暗号資産交換業を開始し、メルカリのアプリ内でビットコインを売買できるサービスを提供してきた。1円単位の少額から購入できること、不用品を売って得た売上金やポイントも使えること、あえて機能を絞りシンプルな見せ方としたことなどで、暗号資産に馴染みのない人も触れやすいサービスとしている。これまでにメルカリのビットコイン取引サービスを利用した人の約8割は暗号資産取引を初めて経験したユーザーだという。
従来は「売上金やポイントでビットコインを買う」「ビットコインを売って残高に戻す」ということだけができたが、今回新たに、メルカリで商品を購入する際に保有ビットコインから支払えるようになった。
必要な分だけビットコインを売却して残高に戻し商品の購入代金に充てるということは変わらないが、ポイントを利用する際のように支払方法のひとつとして、商品購入画面からシームレスに使えるようになる。
なお、本機能はあくまでメルカリのビットコイン取引サービスで保有しているビットコインのみが対象。決済時、ビットコインの売却価格はスプレッド分が引かれた価格となる。