2023年「ネット流行語100」、年間大賞は「【推しの子】」に！ - ネット「ネット流行語？ヲタク流行語？」

ピクシブとドワンゴは12月13日、今年ネットで最も流行った単語を決める「ネット流行語100」を発表した。年間大賞には、人気漫画作品「【推しの子】」が選ばれた。

2023年「ネット流行語100」の年間大賞は、「【推しの子】」に決定！

「ネット流行語100」は、ユーザーが編集可能なオンライン辞書「ニコニコ大百科」と、「ピクシブ百科事典」の各単語ページにおけるアクセス数が昨年から今年にかけてより伸びた上位100単語を、差分が大きかった順にランキング化したものだ。12月13日に開催されて表彰式では、全100ワードのランキングと年間大賞のほか、pixiv賞とニコニコ賞、今年から新設したネット新語賞の各受賞ワードが発表された。

1位から10位までのランキング

年間大賞に選ばれたのは、原作・赤坂アカさん、作画・横槍メンゴさんによる漫画作品「【推しの子】」だった。主に、推しのアイドルの子供に転生した主人公たちの物語が描かれる同作は、今年4月にアニメ放送を開始。第1話放送時には、X(旧Twitter)の世界トレンド1位を獲得するほど話題となった。また、主題歌のYOASOBIが担当し大ヒットした主題歌『アイドル』大ヒットとなっていた。

第2位は「君は完璧で究極のゲッター」。「【推しの子】」の主題歌「アイドル」のサビ部分「究極のアイドル」と、2000年に発売したOVA「真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ」の主題歌「STORM」のサビ部分「飛び出せゲッター」のメロディが似ていることが話題となり、歌詞を組み合わせたワードとしてSNSでトレンド入りするなど、「【推しの子】」が2023年のネット界に広く影響を与えたことが証明される結果となった。

第3位は、スーパー戦隊シリーズ第47作品目のタイトル「王様戦隊キングオージャー」がランクイン。「昆虫」と「王様」がモチーフとなった作品で、それぞれが一国の王として君臨する5人が互いに協力して敵の脅威に立ち向うファンタジー色の強い物語だ。スーパー戦隊シリーズ初の紫色の初期メンバー戦士が登場するほか、CGをふんだんに活用した映像制作など、王道スタイルでありながら随所に新機軸を取り入れており、話題となっていた。

このほか、ニコニコユーザーのアンケートによるニコニコ賞には、第2位にランクインした「君は完璧で究極のゲッター」、昨年よりもpixivへの投稿が増えたタグ(ワード)の中から選ぶpixiv賞には「ブルーロック」、ネット上で新しく生み出され特に大きな話題となったワード選ぶネット新語賞には、「薩摩ホグワーツ」が選ばれた。