10代の約8割が、スマホに「つい夢中になってしまう」ようだ。NTTドコモのモバイル社会研究所が、今年2月に全国の15歳から79歳までの男女5,652を対象に実施した「2023年 スマホ利用者行動調査」による調査結果でわかった。
調査の結果、スマホに夢中になる割合は、若年層のほうが高く、年齢が高くなるにつれ、低くなることが判明。具体的には、「スマートフォンを使っていると、つい夢中になってしまう」という質問に、10代の約8割が「そう思う、まあそう思う」と回答した一方、40代では夢中になってしまう人とそうでな人の割合が半々に。70代では、約8割が「あまりそう思わない、そう思わない」と回答する結果となっている。
続いて、テレビに夢中になるかどうかについては、若年層のほうがつい夢中になってしまうと感じる割合が高いものの、年代による差はスマホほど大きくなかったそうだ。具体的には、「テレビを視聴していると、つい夢中になってしまう」という質問に、「そう思う、まあそう思う」と回答した割合は、10代では約半数、70代では4割弱となった。
最後に、スマホとテレビの両方を所有する5,233人について、スマホとテレビそれぞれに「つい夢中になってしまうかどうか」の関係を分析。すると、スマホ・テレビ共に夢中になる割合は若年層のほうが高く、10代の4割以上が両方に夢中になってしまうと回答。一方で、スマホ・テレビ共に夢中になることはないとした割合は高年層のほうが高く、70代の6割弱が両方に夢中になることはないと回答した。また、スマホのみに夢中になる割合は若年層のほうが高く、テレビのみに夢中になる割合は高年層になるほど高くなった。