SK hynixは11月13日(現地時間)、今年1月に発表していた「LPDDR5T」メモリの供給開始を発表した。今回出荷が始まったのは16GBパッケージで、MediaTek Dimensity 9300との組み合わせでオンデバイスAI機能の実現にも貢献するという。

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LPDDR5T(Low Power Double Data Rate 5 Turbo)メモリは、スマートフォンやタブレットなどモバイル機器向けの低消費電力DRAM。第7世代にあたる最新製品で、SK hynixが独自に新開発したもの。第8世代LPDDR6の開発に先立つアップグレード製品に位置付けられており、9.6Gbpsでの高速なデータ転送に対応。1月の製品発表から性能検証を続けており、今回製品化のめどが立ったという内容。

採用メーカーとして、Vivoが同社最新スマートフォン「Vivo X100」に搭載予定。MediaTek Dimensity 9300がSoCとして組み合わされており、オンデバイスAI機能の実装もサポートしていくという。