D4エンタープライズは9月28日、Windows向けレトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」のNintendo Switch向け展開として「EGGコンソール」を発表し、その第一弾タイトルとしてアクションアドベンチャーゲーム『レリクス』(PC-8801版)の配信を開始した。価格は880円。
D4プロジェクトではこれまで、Windows向けの「プロジェクトEGG」、スマホ向けの「PicoPico」といったプラットフォームで、またWiiやWiiUではバーチャルコンソールを通じて、MSX/PC-9801/PC-8801などのレトロゲームの復刻を行ってきた。2023年3月にNintendo Switch向けの配信プラットフォームの開発を開始したことをアナウンスしており、そこから半年で第一弾タイトルの配信開始ということになった。
『レリクス』はボーステックが1986年にオリジナル版を発売した、横スクロール型のアクションアドベンチャーゲーム。主人公の精神体が登場するさまざまなキャラクターに憑依し、乗りかえていくシステムが最大の特徴で、ゲーム開始時点ではストーリーや背景、ゲームの目的なども謎に包まれているという徹底ぶり。今回配信されるPC-8801版のほかさまざまなPCに移植されて人気を博した。ファミリーコンピュータにも、『レリクス 暗黒要塞』というタイトルで移植されている。
EGGコンソールでは、どのシーンでもセーブを行える「どこでもセーブ・ロード」、0.5倍~4倍の間のゲーム速度変更、ボタン割り当て/画面表示の設定、当時のマニュアルなどを閲覧できる「ギャラリー」モード、ゲーム内の名シーンをすぐに楽しめる「シーンセレクト」モードなどを用意し、快適なゲームプレイが行えるようにしている。
また今後の配信予定として、以下のようなタイトルが準備中であるという。
- ゲームアーツ:テグザー/シルフィード
- 日本ファルコム:ザナドゥ/イース など
- 呉ソフトウェア工房:アルゴー など
- アートディンク:A列車でいこう など
- マイクロキャビン:は~りぃふぉっくす など
- リバーヒルソフト:琥珀色の遺言 など
- ハミングバードソフト・グループSNE:ラプラスの魔
- フォーチュン:リグラス
- その他:ハイドライド など