Blackmagic Designは9月15日、iPhone用のカメラアプリ「Blackmagic Camera」をリリースした。プロも納得できる本格的なシネマ動画も撮影できる。アプリの利用は無料。
Blackmagic Cameraは、プロ仕様の機能を多数搭載し、映画やテレビ番組で使われるツールと同じレベルの撮影が誰でも使えるという。動画は10bit Apple ProResファイルに4Kまでに対応し、HEVC、H.264、H.265といったフォーマットも利用可能。録画時のアスペクト比は16:9で、縦長のアスペクト比でも記録できる。記録用ストレージは、スマホ本体のほかにもBlackmagic Cloudへの直接記録、PCへの転送もサポートする。
ユーザーインターフェースは直感的かつユーザーフレンドリーな仕様で、画面上にあるアイテムをタップするだけで素早く変更可能。画面上部のヘッドアップディスプレイ(HUD)には、レンズ、フレームレート、シャッター速度、ISO感度などの必要なカメラコントロールを集約。このHUDは上下にスワイプすることで非表示化できる。
画面右の設定タブからは、モニタリング、オーディオ、カメラセットアップ、収録といった高度な設定に素早くアクセスできる。収録タブからはビデオの解像度や収録フォーマットの変更が可能で、アナモルフィック・デスクイーズとレンズ補正設定も備える。
そのほかにも、チャット機能の内蔵、収録する全クリップのサムネイル表示、iPhoneに記録したクリップのBlackmagic Cloudへのアップロード、共有/同期機能などを搭載。Blackmagic Cloudの利用は無料で、Blackmagic IDを作成すればすぐに利用できる。