パインアメの製造メーカー・パインは、8月16日から開催される大阪府・阪神梅田本店での特別催事「パインなおやつ」にて、約70年前の「パインアメ缶」を復刻した商品の販売を開始したが、さっそく高額転売の餌食になっている模様。パイン公式X(旧Twitter)が注意喚起を出す事態になっている。ネットでは「転売されてて腹たつ」「一人1個にすれば」などと話題となっている。

今回発売となる「復刻パインアメ缶」は、社名など一部のデザインは現在のものにバージョンアップした上で、約70年前のデザインを再現して復刻した商品。今年3月に「祖母の遺品から古いパインアメ缶を発見した」という人が、メーカーにそれを寄贈したという出来事があり、それをきっかけに復刻を望む声が多く寄せられたことから、今回の復刻につながったという経緯があった。

そして8月16日、全600缶を1人3缶までの制限つきで発売。盛況だったようで、パイン公式Xは「まさかの…本日分…完…売…」とコメントしている。しかし、これでめでたしめでたし……となればよかったのだが、すぐさま高額「転売」が観測されてしまった。パイン公式Xでは「何卒転売はおやめください。また、高値で転売されたものを買わないことで転売が減ることもございます。ご協力をお願いいたします」と注意喚起をおこなっている。

同商品は、1缶あたり通常の販売価格で税込1,650円で販売されているが、例えばフリマアプリのメルカリで確認してみたところ、記事掲載時点で1缶あたり6,000円以上の値段でも取引されているようだ。

  • 約70年前の「復刻パインアメ缶」発売も、さっそく高額転売の餌食に - ネット「腹たつ」「悲しい」

    1缶あたり4倍近くの値段で取引されている模様

「復刻パインアメ缶」は、大阪府・阪神梅田本店で、8月16日から8月21日までの期間限定で開催される、催事「パインなおやつ」にて購入可能。16日、19日、20日は各日600個、17日、18日、21日は各日400個の合計3,000個を販売予定としている。

ネット上では「たくさん転売されてて腹たちます」「ネット販売をお願いします」「むちゃくちゃ転売されてる」「なぜ1人1缶にしないのでしょうか?」「案の定転売されてる」「転売屋を肥やさないため、また手に入れる術がない地方在住者のために受注生産、通信販売などのご検討をお願いいたします」「転売ヤーに全部持ってかれるの悲しい」「一人1個にすれば・・・」などの声が寄せられた。