ChatGPTの無料プランで「カスタム指示(Custom instruction)」機能が利用できるようになる。OpenAIがX(Twitter)で、近日中にロールアウトを開始することを明らかにした。

OpenAIは7月に、有料サービス「ChatGTP Plus」で利用できるベータ機能にカスタム指示を追加した。ChatGPTが回答を生成する際に考慮してほしいユーザーの条件や好みを設定できる機能だ。例えば、授業計画の作成にChatGPTを利用している場合、自分が「小学校で小学3年生を担当している教師」であることをカスタム指示に登録することで、ChatGPTが自動的に小学校の教師向けの回答を生成するようになる。

OpenAIによると、3週間のベータ提供でユーザーから数多くのユニークな活用例が報告されているという。例えば、自分が言語学習しているのを伝えてChatGPTとの会話で文法の添削を受けたり、メール文を提供してメール作成依頼に自動的に同じ文体を適用してもらったり、または小説の執筆でキャラクターシートを用いてChatGPTがストーリーの登場人物を一貫して理解できるようにしているユーザーがいる。