東芝ライフスタイルは7月12日、新開発モーター採用により吸引力がアップしたコードレススティック掃除機「TORNEO」4機種を発表した。発売時期は9月上旬から順次。

ラインナップと店頭予想価格は最上位モデル「VC-CLX72」が93,000円前後、上位モデル「VC-CLX52」が82,000円前後、中位モデル「VC-CLW32」が55,000円前後、スタンダードモデル「VC-CLS12」が44,000円前後。

最上位モデルのVC-CLX72は、新開発の「Hi-Power DC モーター」を採用。内部部品を見直して高速回転化に対応したことで、従来機種より風量を向上させて高い吸引力を実現した。

また、目詰まりするサイクロン部のプリーツフィルターを排除し、高速気流でゴミと空気を99%以上分離する「パワーキープシステム」も搭載。掃除の最後までパワフルな吸引力が99%以上持続する(同社調べ)。

  • 新開発の「Hi-Power DC モーター」

新しく、床面に合わせて吸引力とブラシの回転スピードを制御する「床見極めセンサー plus」を備えた。フローリングなど抵抗が小さい場合は吸引力と回転スピードを落としてゴミの弾き飛ばしを抑えながらしっかり吸引し、じゅうたんなど抵抗が大きい場合は吸引力と回転スピードを上げてゴミをかき出す。また、ヘッド天面のLEDランプでは、吸引力を2段階で可視化できる。

  • 床の種類に合わせた制御でゴミをしっかり取り除けるほか、無駄なバッテリー消費を抑え、効率的に掃除する

集じん方式は、フィルターレス構造のサイクロンシステム「バーティカルトルネードシステム」。強い吸引力を持続させつつ、微細なチリや花粉も99%以上分離。カップ内を回る風の流れを変化させる「トルネードプレス」により、ゴミの体積を約1/4まで圧縮する。

ダストカップは構造を見直し、細かいホコリを集める「粉ゴミポケット」を採用。カップ内で大きなホコリと細かいホコリを分離し、細かいホコリを粉ゴミポケットに集め、ゴミ捨て時に舞い上がりにくくした。このほか、ダストカップ内側には帯電防止加工を施し、ホコリのこびりつきなども防ぐ。

ヘッド部は、自走式の「からみレス自走ヘッド」を採用。ヘッドに装備するブラシ「からみレスブラシ」は、髪の毛が絡まりにくい工夫を施した。ブラシ毛の中央部分を横糸で編み込むことで、髪の毛がブラシ毛の奥に入り込みにくくなり、加えてブラシ自体が回転し髪の毛をふるい落として吸引するため、回転ブラシに髪の毛が絡まりにくくなる仕組みだ。

  • からみレスブラシ

本体サイズはスティック時がW228×D180×H1,070mm、収納時がW280×D355×H1,040mm。重さは1.6kg。延長管はアルミ製。集じん容積は0.13L。連続運転時間は標準が約35分、自動が10~20分、強が8分。収納用スタンド、ピカッとライト、すき間ノズル、丸ブラシ、ふとん用ブラシが付属する。

  • VC-CLX72

  • VC-CLX52

  • VC-CLW32

  • VC-CLS12

上位モデル「VC-CLX52」の本体サイズはスティック時がW228×D180×H1,070mm、収納時がW280×D355×H1,040mm。重さは1.6kg。延長管はアルミ製。集じん容積は0.13L。連続運転時間は標準が約30分、自動が10~20分、強が8分。収納用スタンド、ピカッとライト、すき間ノズル、丸ブラシ、ふとん用ブラシが付属する。

中位モデル「VC-CLW32」の本体サイズはスティック時がW230×D150×H993mm、収納時がW280×D330×H960mm。重さは1.0kg。延長管はカーボン製。集じん容積は0.13L。連続運転時間は標準が約35分、おすすめが15分、強が8分。収納用スタンド、ピカッとライト、すき間ノズル、丸ブラシ、ふとん用ブラシが付属する。

スタンダードモデル「VC-CLS12」の本体サイズはW230×D140×H1,020mm、重さは1.2kg。延長管はアルミ製。集じん容積は0.13L。連続運転時間は標準が約32分、おすすめが20分、強が8分。すき間ノズル、丸ブラシが付属する。