7月14日に全国劇場で公開される、宮﨑駿監督10年ぶりとなるスタジオジブリ最新作『君たちはどう生きるか』。そのIMAX同時公開が決定した。スタジオジブリ作品のIMAX上映は今作が初となる。さらにDolby CinemaとDTS:Xスクリーンでも、公開初日からの上映が決まった。

  • 『君たちはどう生きるか』
    (C)2023 Studio Ghibli

原作・脚本・監督を宮﨑駿氏が務める本作は、同氏が少年時代に読んで感動したという、吉野源三郎の小説「君たちはどう生きるか」からタイトルを借り、オリジナルストーリー作品に仕立て上げた。製作はスタジオジブリ、配給は東宝。

IMAXは、劇場の設計からプロジェクション、⾳響までをカスタマイズした、“世界最⾼峰の没⼊型映画体験”を提供するシアター。独⾃の映像処理技術であるデジタル・メディア・リマスタリング(DMR)によって、IMAXシアターで上映される作品の⾳響や明度、コントラスト、明るさといった細部まで⾼い精度で調整を施してリマスタリング。床から天井、左右の壁から壁まで広がる大スクリーンに映し出される鮮明な映像と、高精度なサウンドによって「まるで映画の中にいるかのような臨場感で体験できる」とする。

Dolby Cinema(ドルビーシネマ)では、広色域による鮮明な色彩と、幅広いコントラストを表現するハイダイナミックレンジ(HDR)を特徴とする「Dolby Vision(ドルビービジョン)」の映写システムと、立体音響技術「Dolby Atmos(ドルビーアトモス)」を採用し、映像と音響を最適なシアターデザイン(内装設計)で上映する。

さらに、邦画作品初のIAB DCP対応作品として、没入感のあるイマーシブサウンドで楽しめるDTS:Xスクリーンでの上映も決まった。DTS:X上映が可能となったのは、イオンシネマ徳島、TOHOシネマズ熊本サクラマチ、シネマサンシャインららぽーと沼津の3劇場。なお、IAB DCPの詳細は別記事で紹介する。