大手空調メーカー・ダイキン工業が、「熱中症リスク軽減に不可欠なエアコンの使用実態」の調査結果を公開(pdfが開きます)した。それによると、夏場でもエアコンを使用しない人が「3人に1人」もいるという。その主な理由は、「電気代がもったいないから」だったそうだ。ネットでは「ひぇっ...」「電気代の高騰で今後こういう人が増えそう」などと話題となっている。

  • 夏場でも「3人に1人」がエアコン不使用、「電気代」が主な理由 - ネット「ひぇっ」「政治家ども…」

    ダイキン工業の調査によると、3人に1人が夏場でもエアコンを使っていないようだ

本調査は、熱中症対策への意識や、梅雨時期や夏場のエアコンの使用実態などを把握するためのもので、全国の20代から60代までの男女1,046人を対象に、今年6月に実施された。

調査の結果、梅雨時期から夏場にかけて、87.9%と9割近い人が自分なりの熱中症対策に取り組んでいることが判明。さらに熱中症対策に取り組む人の多くは、熱中症対策にエアコンを使用していることが分かった。

一方、熱中症対策をしていない人を含めた全体でみると、エアコンを使っていない人の割合は梅雨時で40.4%、夏場で31.3%という結果になった。つまり、梅雨時期には2.5人に1人が、夏場には3人に1人がエアコンを使っていない実態が明らかとなった。

  • 梅雨時期は2.5人に1人が、夏場でも3人に1人がエアコンを使用していない模様(ダイキン調べ)

エアコンを使わない理由を聞いたところ、「電気代がもったいない」と回答した人が約半数(梅雨時期には46.7%、夏場には50.4%)を占めていた。また、電気代への関心の高さはエアコンを使っている人でも同様で、エアコン使用者の約7割がエアコンの「電気代の高さ」に不満を感じているという。「電気代」への懸念は、大手電力7社の電気代値上げが背景にあるだろう。同社は、今回の結果に「電気代の値上げが続く中、消費電力の大きいエアコンを使うことへのジレンマやためらいがあることがうかがえます」と考察した。

  • エアコンを使わない理由は、ダントツで「電気代がもったいないから」(ダイキン調べ)

このほか同調査の中では、エアコンの基本的な節電方法などもあわせて紹介している。また同社WEBサイトにて、エアコンの電気代節約に関する情報をまとめたWEBコンテンツ「エアコンの電気代を節約する方法」も公開中だ。興味があればチェックしてほしい。

ネット上では「エアコン無しで寝るのはムリ」「設定28℃で24時間つけっぱなだけど月5000円ぐらいだぞ」「熱中症は死んだり重い後遺症が残る恐れがある」「ほかのことを我慢してエアコン全開にしたほうが快適に暮らせると思うがな」「政治家どもが太陽光で儲けているうちは電気代は安くならないだろうな」「よく我慢できるね😅」「ひぇっ...」「電気代の高騰で今後こういう人が増えそう()」「我慢強いんですねぇ」などの声が寄せられた。