イスラエルのテクノロジー企業・Sightfulは、物理的なディスプレイを仮想ディスプレイに置き換えたAR(拡張現実)ノートパソコン「Spacetop」を発表した。これがネットで「ヘビーレインの世界がついに!?」「もっと未来の話かと」などと話題となっている。

かなり未来感あふれるパソコン。買えそうな値段だし、欲しい!

Spacetopは、キーボード付きPCデバイスに、NReal社が開発したARメガネ「Nreal Light」のカスタムモデルを組み合わせた製品。ARメガネをかけると、100インチ相当の仮想ディスプレイが利用でき、最大で一度に6つのブラウザウィンドウを開いて作業が可能だそうだ。操作感は一般的なノートパソコンと似ているそうで、ズームやスクロール操作もトラックパッドとキーボードで行えるとのこと。

  • 画面の無いノートパソコン! AR仮想ディスプレイを搭載した「Spacetop」が凄い - ネット「もっと未来の話かと…」

    ARメガネをかけると、こんな感じに湾曲した仮想ディスプレイが眼前に現れるのだとか。未来を感じる!

スペックは、OSに同社独自の「Spacetop OS」、SoCに「Snapdragon 865」を採用。またWi-Fi 6、Bluetooth 5.1、5Gモデムも内蔵している。ほかフルキーボードと、500万画素のWebカメラ、2つのUSB-Cポート、3.5mmヘッドフォンジャックを搭載している。バッテリー動作時間は約5時間で、重量は約1.5キロだ。

現在は、招待制の早期アクセスプログラムを通じて販売受付中とのこと。記事掲載時点での価格設定は2,000ドル(日本円で約28万円)となっている。未来を感じさせる大画面仮想ディスプレイノートパソコン、特に飛行機や、新幹線などの移動中に重宝しそうだ。

ネット上では「おお!これは使ってみたい。新幹線での作業によさそう」「ついにはじまったか!ディスプレイなし端末」「職場環境とかも変わっていきそう」「これだ! 求めているのはこっち系の進化なんだよ!」「こんなんもっと未来の話かと思ってだけど…技術進歩爆発してんな」「ヘビーレインの世界がついに!?」「『未来』は近づいてるなあ」などの声が寄せられた。