MMD研究所は5月9日、縦読みのマンガ制作経験がある500人を対象に実施した「WEBTOON制作に関する調査」の結果レポートを公開した。

  • 直近1年でのマンガの制作経験 ※性年代別（MMD研究所調べ）

このレポートは、4月5日～4月7日の期間、予備調査では全国の15歳～69歳の男女20,000人、本調査では直近1年で縦読みのマンガ制作経験がある500人を対象に実施したインターネット調査の結果に基づく。

全国の15歳～69歳の男女20,000人を対象に、直近1年でのマンガ制作経験について聞くと、「制作経験がある」と回答したのは6.6％となった。これを性年代別で見ると、20代男性が13.5％と最も多く、次いで20代女性が11.4％、30代男性が11.2％となった。

次に、直近1年でマンガ制作経験があると回答した1,320人を対象に、直近1年に制作経験のあるマンガの種類について聞くと（複数回答可）、「縦読みのマンガ」は46.8％、「横読みのマンガ」は50.8％となった。

  • 直近1年に制作経験のあるマンガの種類（複数）（MMD研究所調べ）

直近1年に縦読み・横読みマンガの制作経験がある人を対象に賞企画への応募経験についてそれぞれ聞いたところ、縦読みマンガの賞企画への応募経験は49.7％、横読みマンガの賞企画への応募経験は48.9％であった。

全国の15歳～69歳の男女20,000人を対象に、今後、漫画の制作意向があるか聞くと、「ある」という回答は13.3％。あると回答した2,666人を対象に、制作意向のあるマンガの種類について聞いたところ（複数回答可）、「縦読みのマンガ」は37.5％、「横読みのマンガ」は48.3％となった。

  • 左：縦読みマンガの賞企画への応募経験、右：横読みマンガの賞企画への応募経験（MMD研究所調べ）

これを直近1年に制作経験のあるマンガ別で見ると、縦読みのマンガ制作経験者の72.3％が「縦読みのマンガ」、60.9％が「横読みのマンガ」の制作意向を示した。また、横読みのマンガ制作経験者の58.9％が「縦読みのマンガ」、74.3％が「横読みのマンガ」の制作意向を示した。

  • 制作意向のあるマンガの種類（複数）（MMD研究所調べ）

  • マンガ制作経験者の今後のマンガ制作意向（複数）※直近1年に制作経験のあるマンガ別（MMD研究所調べ）

直近1年に縦読み・横読みマンガの制作経験がある人を対象に、縦読み・横読みマンガの読み放題サービス、コミックアプリへの投稿・応募経験を尋ねると、縦読みマンガの読み放題サービス、コミックアプリへの投稿・応募経験は52.6％、横読みマンガの読み放題サービス、コミックアプリへの投稿・応募経験は50.1％となった。

  • 読み放題サービス、コミックアプリへの投稿・応募経験（左：縦読みマンガ、右：横読みマンガ）（MMD研究所調べ）

次に、事前調査で抽出した、直近1年に縦読みのマンガ制作経験のある500人を対象に、直近1年で投稿・応募した縦読みマンガの投稿・応募先について尋ねると（複数回答可）、読み放題サービスやコミックアプリでは、「LINEマンガ」が34.2％で最多、次いで「pixivコミック」が21.8％、「comico」が18.4％となった。

  • 直近1年で投稿・応募した縦読みマンガの投稿・応募先（複数）（MMD研究所調べ）