実業家のイーロン・マスク(Elon Musk)氏が、今話題のAIチャットボット「ChatGPT」を代替するとされる新AI「TruthGPT」を開発中であると表明。だいぶ壮大に思えるが、「宇宙の本質を理解する」ことを目指すとしている。ネットでは「どこぞの映画みたいに反乱起こさない?」「簡単な頭脳労働程度の仕事はいらなくなるのも時間の問題かも」などと注目が集まっている。

マスク氏は、米ニュース専門放送局・Fox Newsのインタビューの中で、「私は『TruthGPT』と呼ぶ、宇宙の本質を理解しようとする、最大限の真実を追求するAIを始めるつもりです」と発言。また、TruthGPTについて、「宇宙を理解しようとするAIが、人間を消滅させる可能性は低いという意味で、これが安全への最良の道かもしれない。なぜなら、我々は宇宙の興味深い一部なのだから」と説明した。

宇宙すごい

一方でマスク氏はこれまで、米Open AIが作るような大規模なAIモデルが社会にもたらすリスクを懸念し、AIシステムの開発を半年間停止するようAI研究所に求める書簡に署名していた。

「TruthGPT」が、どの程度開発が進んでいるのかは現時点では不明だ。先日、マスク氏が米ネバダ州に新AI企業「X.AI」を設立していたことも明らかとなっており、今後、急速な展開を見せるのかが注目される。

ネット上では「どこぞの映画みたいに反乱起こさない?」「うちゅうの…ほんしつ…?」「ChatGPTの開発半年待ってくれの署名は結局自分の作るAIの為だったか」「簡単な頭脳労働程度の仕事はいらなくなるのも時間の問題かも」「集めた情報の中で何が安全か適切に判断することに注力したほうが良いのでは」などの声が寄せられている。