伊IK Multimediaは、96kHzで動作するDSP、カスタム設計のクラスDアンプを搭載したリニアフェイズ・スタジオモニター「iLoud Precision」シリーズのカラーバリエーションとしてホワイトバージョンを発表した。2023年第2四半期の発売を予定している。「iLoud Precision 5」「iLoud Precision 6」「iLoud Precision MTM」それぞれにホワイトモデルが追加され、市場想定価格は「iLoud Precision 5 White」が143,550円前後、「iLoud Precision 6 White」が159,500円前後、「iLoud Precision MTM White」は191,400円前後となる模様。

  • リニアフェイズ・スタジオ・モニター「iLoud Precision」シリーズのホワイトバージョン

「iLoud Precision」は96kHzで動作するDSP、デジタル・クロスオーバー、カスタム設計のクラスDアンプを搭載するリニアフェイズ・スタジオ・モニター。今回、「iLoud Precision 5」「iLoud Precision 6」「iLoud Precision MTM」それぞれにホワイトモデルが追加された。最上位機種の「iLoud Precision MTM」は、ハイファイ・オーディオの世界で「仮想同軸」とよばれるMTM(ミッド・ウーファー、トゥイーター、ミッド・ウーファー)配置を採用し、ウーファー、ツイーター再生音が分離せず、一点から鳴っているように聴こえる体験が得られる。

本体にはIK Multimediaの「ARC System技術」によるキャリブレーション機能を内蔵。同梱のMEMS測定マイクをiLoud PrecisionのARC MIC INに接続し、リスニング・ポジションに設置したら、あとはCAL/PRESETボタンを長押しすればキャリブレーションは終了。4箇所での測定後、自動キャリブレーションの結果に基づき、フラットな特性になるように補正をするだけでなく、好みに応じて低域レンジ拡張したり、特定の音域を手動で調整することも行える。

「iLoud Precision 5 White」は5インチ・ウーファー+1.5インチ・ツイーターの2ウェイ/135W RMS、「iLoud Precision 6 White」は6.5インチ・ウーファー+1.5インチ・ツイーターの2ウェイ/150W RMS、「iLoud Precision MTM White」は2×5インチ・ウーファー+1.5インチ・ツイーターのMTM/175W RMSという仕様。各モデルともに測定マイクのほか、スピーカー本体と設置面間の振動伝播を減少させる「iLoud Isolation Pods」が4個付属する。