楽天グループのRakuten Koboは4月5日(カナダ時間)、メモ手書きに対応する電子書籍リーダーの新モデル「Kobo Elipsa 2E」を発表した。Elipsaより駆動周波数が高い2GHzのプロセッサ を搭載、フロントライトにComfortLight PROを採用。付属のデジタルペンを新デザインの「Kobo Stylus 2」に刷新した。日本、カナダ、米国など22の国・地域で4月19日から販売を開始する。

2021年5月に登場した「Kobo Elipsa」は、10.3インチのEインクタッチスクリーンを搭載、付属のデジタルペンを使って電子書籍や著作権保護されていないPDFなどに直接手書きできる電子書籍リーダーだ。

Elipsa 2Eは、スクリーンに10.3インチのE Ink Carta 1200タッチスクリーンを搭載、解像度は1404×1872(227ppi)。フロントライトが周りの明るさに応じて自動でスクリーンの色調と明るさを調整するComfortLight PROに向上。Elipsaと比べて、読書時の目の疲れやブルーライトの影響が軽減される。また、黒バックグラウンドに白の文字で表示するダークモードにも対応する。

人間工学に基づいて再デザインしたKobo Stylus 2は充電式になり、マグネットでElipsa 2Eに装着可能。ボールペンのような筆圧感知機能を持ち、ペンの種類、色合い、線の太さ、消しゴムの大きさなどを自由にカスタマイズできる。また、ペン尻で簡単に消しゴムを利用でき、蛍光ペン・ボタンで素早くハイライトを加えられる。ハイライトやアンダーライン、余白への書き込みは、Kobo独自のマークアップ技術によって、フォントのサイズやページレイアウトを変更しても適切な表示が保たれる。

「ノート」機能を使って、自由にノートを取ることも可能。内蔵ストレージが32GBと大きく、メモやアイデア、ToDoリストなどに幅広くノート機能を活用できる。ノートブックはkobo.comでも確認でき、またDropboxを使ったインポート/エクスポート(共有)に対応する。Google Drive対応も予定しているとのこと。

専用アクセサリの「Kobo Elipsa 2E SleepCover」には、リサイクル率97%のプラスチックを用いている。マグネットで簡単に着脱でき、装着状態でKobo Stylus 2の収納も可能。閉じると自動的に本体がスリープする。