ダイソンが日本限定モデル「Dyson Supersonic Shineヘアドライヤー」を発表しました。発売は4月25日から順次、価格は48,800円。新しく開発されたアタッチメント「ツヤ出しツール」が付属する特別モデルです。今回、都内で「ツヤ出しツール」体験会が開かれたので参加してきました。
この日は朝から雨。リアルに朝から浮き毛とうねりで、悩んでいる筆者の髪もツヤツヤになるのでしょうか……?
速乾だけじゃない! ドライヤーにはプラスα機能が求められる
ダイソンのドライヤーは、独特の形状とオフのアタッチメントが特徴です。最近ドライヤーでは、髪を乾かすだけでなく、ツヤを出す仕上がりなど、プラスα機能が求められているそう。同社のドライヤーはアタッチメントが豊富なので、目的にあわせて使えます。
なかでも、既存の「浮毛抑制ツール」は、ユーザーから評価されているアタッチメントの1つ。コアンダ効果(高速で高圧な風が、近くにある物の曲面に沿って流れる効果)を利用し、風の力で、髪の毛を手前に引き寄せて、髪表面の“浮き毛”を目立たなくします。
この「浮き毛抑制ツール」をアップデートしたのが、今回の新開発アタッチメント「ツヤ出しツール」です。
ヘアサロンの帰りって髪がツヤツヤしていますよね。しかも翌日も髪がまとまり、ツヤがキープされています。ダイソンによると、髪自体が健康であることも大切ですが、ブローなどでツヤのある髪に仕上げるポイントは2つ。
ひとつめは、髪が1本1本まっすぐで、うねりがないこと。ふたつめは、髪全体がつるりとして、凹凸がないこと。今回のツヤ出しツールを使うと、この2つのポイントをテクニック要らずで仕上げられるのだそう。
髪をまっすぐに整える「なめらかブラシ」モード
ツヤ出しツールには、2つの機能が搭載されています。コアンダ効果で髪をブラシに引き寄せながらうねりを抑える「なめらかブラシ」モードと、風の力で髪を引き寄せて浮き毛を髪の内側に隠す「浮き毛抑制」モードです。
なめらかブラシモードは、タオルドライした少し濡れた状態から使えて、髪の表面をまっすぐに整えます。髪のうねりを抑えるため、ツヤ出しツールに付いているブラシで髪をとかしながら使いますが、もちろん、ただとかしただけでは真っ直ぐにならないため、ブラシを毛束の裏側にいれて、引っ張りながらドライヤーを当てていきます。
例えばヘアサロンでブローしてもらう場合、いい感じに毛束がブラシとまとまって、真っ直ぐになっていきます。しかしながら、自分でやると、手束がドライヤーの風の勢いで逃げてしまったり、背面側の髪を真っ直ぐに引っ張れなかったり、さらに利き手と逆側でブラシを動かすと変なクセがついてしまったり……と、なかなかコツと練習がいるものです。
その点、なめらかブラシモードは、高圧な気流でブラシ表面を髪に引き寄せながらうねりを抑えていきます。実際の操作は、ブラシ部分を髪にあてるだけ。髪をまっすぐにするほか、毛先を内巻きや外巻きに仕上げたり、前髪などを立ち上げたりできます。ブラシは自分が動かしやすい角度に調節できるので、左右ともにクセづけしやすかったです。
ちなみに、ブラシとドライヤーが一体になったカールドライヤー(くるくるドライヤーと言われたりしますね)を使った時と、なめらかブラシモードを使った時の違いを聞いたところ、カールドライヤーの場合、風がまっすぐに出るので、ブラシに巻きつかず逃げてしまうこともありますが、なめらかブラシモードの場合は、ブラシに髪が引き寄せられるので、ブローをアシストする点が違うそうです。
また、ヘアアイロンを使った場合と比較すると、ヘアアイロンは高温なのに対し本ツールの場合は、過度な熱を使わず風の力でまっすぐにする点が異なるとのことでした。
浮き毛を髪の下に入れ込む「浮き毛抑制」モード
表面を整えたあとは、浮き毛抑制モードで仕上げます。これは乾いた髪に使います。浮き毛抑制モードでは、2種類の異なる気流を出していて、ひとつの気流は長い髪を手前に引き寄せ、もうひとつの気流は短い髪(浮き毛)を内側に隠します。これもただ撫でつけるだけなので、操作は簡単です。
自分でブローをしていると、毛束を取り過ぎたり、ドライヤーの風量が強すぎてうまくまとまらなかったりしていましたが、ツヤ出しツールを使ってみると、普段よりも毛束の扱いがラクでした。
「電動アシスト自転車が、自転車の運転をアシストするように、ツヤ出しツールがブローをアシストする」と同社の担当者が説明していましたが、まさにそのとおりだと思います。ヘアサロン級のツヤツヤの髪を自宅で再現するには、いろいろ練習が必要だと思っていましたが、「ツヤ出しツール」を使うと、普段よりも毛束の扱いがラクで、髪表面もツヤツヤになりました。
現在のところ、「ツヤ出しツール」はDyson Supersonic Shineヘアドライヤーの同梱のみですが、今後「ツヤ出しツール」アタッチメント単体の販売も検討しているそうです。