ライター岡安は、2023年2月25日、26日に開催された「Pokémon GO Tour:ホウエン地方 – グローバル」に参加しました。それがきっかけで原稿のことを思い出したので、編集安川と直近の位置情報ゲームについて振り返ることにしました。

「Pokémon GO Tour」に参加、新・色違いポケモン続々

岡安:どうもご無沙汰しております。2023年2月25日、26日に『ポケモンGO』のイベント「Pokémon GO Tour」が開催されたので、その話を中心に、位置情報ゲームの近況報告をしようかなと。

安川:ああ、お久しぶりです。大きなイベントは久々ですね。「Pokémon GO Tour」は有料イベントなんですか?

岡安:有料ではないです。ただ、2月17日に配布されたスペシャルリサーチ「原始の呼び声」をクリアし、チケットを獲得していると、さまざまな恩恵を得られます。

また、チケットは、ルビーとサファイアのどちらかを選ぶことになっていて、選んだバージョンによって出現するポケモンや獲得できる報酬などが異なりました。

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    スペシャルリサーチ「原始の呼び声」をクリアするとチケットを獲得できました

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    ルビーかサファイアのどちらかを選ぶとメダルが獲得できます

安川:なるほど、基本無料なんですね。

岡安:一応、有料チケットもあって、「続行リサーチ:願い」を購入すると、スペシャルリサーチが発生し、さまざまな報酬がもらえるようになっていました。最大の報酬はジラーチの色違いですね。

安川:これも25日、26日のイベント期間内にクリアしなくてはダメなんですか?

岡安:購入期限は3月21日までですが、スペシャルリサーチなので、基本的にクリアの制限時間はないようです。説明文を読むと期間内にクリアしないとすべての報酬が得られない印象がありましたが、期間内にやるべきことは購入とイベントの起動だけですね。

安川:で、「Pokémon GO Tour」はどうでしたか。

岡安:さすが「Pokémon GO Tour」といった豪華さでしたね。開催時間である10時から18時までを、熱砂漠、不思議世界、緑地、ゴツゴツ海岸の4つの区分に分けて、1時間ずつ出現するポケモンを変えていました。そのほとんどに色違いがあったので、集中して狙えましたよ。

あと、おこうをたくと、ホウエン帽子のピカチュウ(オス)とホウエンリボンのピカチュウ(メス)、H、O、E、Nの4文字のアンノーンが出現しました。これらも色違いが出現します。

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    ホウエン帽子のピカチュウ(オス)

  • ホウエンリボンのピカチュウ(メス)

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    アンノーンもおこうから出現

安川:ホウエン地方の色違いを集中して狙えるわけですね。

岡安:もちろんコレクションチャレンジもありました。報酬はホウエン帽子とホウエンリボンのピカチュウ。高個体がゲットできるチャンスでもありました。

色違いについては、初登場もかなりいたんです。カクレオンの色違いも初ですね。前回、登場したときは見つけるのが大変だったカクレオンですが、今回は比較的見つけやすかったです。アメタマ、ザボネア、ゴクリンはスペシャルリサーチでどれを選ぶかによって出現するポケモンが変わりました。

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    色違いは出ませんでしたが、カクレオンがかなりの数が出現していました

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    選んだポケモンによって、リサーチの内容と出現するポケモンが変化しました

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    今回は、あまり色違いを捕まえられませんでしたが、なんとかホウエンリボンのピカチュウをゲットできました

安川:今回も1日中プレイする感じですね。ほかにもイベントはあったんですか。

岡安:コータス、トロピウス、ジーランスの地域限定ポケモンが10kmタマゴから孵化しました。この3種類も色違いが初搭載でした。レイドはゲンシカイオーガとゲンシグラードンが登場。まあ、捕獲すると普通のカイオーガとグラードンになってしまうのですが、ゲンシエナジーが獲得できますし、特別スペシャル技を覚えている状態でゲットできます。カイオーガは「こんげんのはどう」、グラードンは「だんがいのつるぎ」ですね。

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    全身に光る模様が浮かび上がったゲンシグラードン。強さも無印とは比較にならないほど。捕獲すると普通のグラードンに戻ります

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    運良くカイオーガの色違いをゲットできました

安川:たしかジーランスは日本初登場ですよね。コータスやトロピウスもうれしいですけど、これはジーランスが欲しいところですね。

岡安:そうなんですよね。実は10kmのタマゴのことを忘れていて、期間内にゲットできた10kmタマゴは1つだけだったんですけど、たまたまジーランスが出てくれました。もちろん色違いではありませんが、これでホウエンの図鑑をコンプリートできのですごくうれしいですね。あとはラティオスとラティアスが野生で出現しました。

安川:おお! ラティオス、ラティアスが野生で出たんですか? それじゃ、みなさん捕り放題だったんじゃないですか。

岡安:そこそこの出現率だったんですけど、捕獲は難しそうでした。そして、ボールを1回当てると即逃げだったので、まったく捕まえられる気配がしませんでした。

安川:ああ、おさんぽおこうのガラルの伝説3鳥みたいな感じですね。

岡安:そんな感じです。ただ、1回だけ色違いが出てくれたんですよね。その色違いはボールを当てても逃げることはありませんでした。捕獲率は変わってないようで、金のズリのみとハイパーボールを使ってカーブボールのエクセレントを何度出しても捕まりませんでした。結局、30~40回くらいボールを投げた気がします。

安川:金のズリのみとハイパーボールの在庫が少ないときに出現したら危なかったですね。

岡安:それは思いました。在庫があってよかったです。ほかにも定期イベントはたくさんありましたけど、とりあえず『Pokémon GO』はそんなところでしょうか。

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    イベント終了後に孵化したジーランス。唯一の10kmタマゴだったので、うれしさもひとしおです

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    野生で出現したラティオス。ほぼ一投で逃げるので捕獲は至難の業

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    色違いのラティオス。30~40回くらいボールを投げましたが逃げる気配はありませんでした

『ピクミンブルーム』は、2つのお題で過去イベント報酬もゲット

安川:『ピクミンブルーム』と『ドラクエウォーク』はなんかありましたか?

岡安:『ピクミンブルーム』は、キノコが倒しにくくなったり、倒しやすくなったり、紆余曲折ありながら、新しいキノコが出現するようになりました。大きなキノコの代わりに「火のキノコ」や「スイショウのキノコ」「水のキノコ」などが出現し、倒しにくくなった分、より多くの報酬が得られるようになりました。

安川:ああ、みました。結構な時間かかるみたいですね。

岡安:火のキノコは数時間かかるので、新陳代謝がちょっと悪いですね。場所によってはいつも5人入っていて参戦できないこともあります。みんなで倒すぞって感じなのはいいんですけど。

安川:結局、出現した瞬間に出会う運のよさがないと、小さいキノコを倒すほうがいいかもしれませんね。

岡安:あとは、手ぶくろイベントや2023年メガネイベント、旧正月イベント、バレンタインイベントなどがありました。

旧正月イベントは、昨年の旧正月イベントをプレイしてなかった人の救済措置もありましたね。旧正月デコは、お題をクリアするともらえる金の苗からゲットできるんですが、「かんたんなお題」と「少しむずかしいお題」が1つずつ出現し、同時に挑戦できたんです。で、「かんたんなお題」をクリアすると昨年の赤いデコが、「少し難しいお題」をクリアすると今年の金のデコがもらえるようになっていました。

安川:終わってしまったイベントの報酬はもうもらえないと思っていましたけど、このシステムはいいですね。

  • ピクミンブルーム

    キノコと同じ色のピクミンは攻撃力が高くなりましたが、水などの特殊キノコは対応したピクミンしか選べなくなっています

  • ピクミンブルーム

    手ぶくろデコ

  • ピクミンブルーム

    2023年メガネデコ

岡安:旧正月イベントのデコは、赤、青、黄色ピクミンの3種類ずつだったので、最後までそろわないことはなさそうですけど、それでも被りまくってそろわなかった人の救済措置として、それぞれ12個あるお題をすべてクリアすると3種類すべて仲間になってくれるんです。

安川:ヒキが悪いと12回のチャンスで3種類出ない場合もありえますからね。

岡安:似たような感じで、バレンタインイベントのプレゼントシールも赤、青、黄色はウィークリーチャレンジクリアの報酬としてもらえる金の苗から、紫、白、羽、岩は、お題クリアでもらえる金の苗から孵化するようになっていました。お題は20個あったんですが、これもすべてクリアすると紫、白、羽、岩の4種類は全部仲間になりました。

安川:まあ、お題を全部クリアしなきゃならないのは、そこそこハードルが高いですけど、天井があるのはうれしいところです。

  • ピクミンブルーム

    旧正月イベントに今年から実装された金色の旧正月デコ

  • ピクミンブルーム

    バレンタインイベントのプレゼントシールデコもお題によって出現するピクミンの種類が違いました

岡安:あとは、新デコですね。スタジアムのキーホルダー、イタリアンレストランのピザ、そして寿司屋のデコピクミンに紫、白、羽、岩ピクミンのデコが増えました。

安川:そういえば、赤、青、黄色のみのデコもありましたね。これからそういったデコも補填されていきそうです。

  • ピクミンブルーム

    イタリアンレストランのピザデコ

  • ピクミンブルーム

    スタジアムのキーホルダーデコ

特級職「ニンジャ」登場! ウォーカーズスキル「五感澄明」が便利

岡安:次に『ドラクエウォーク』です。『ドラクエウォーク』は絶え間なくイベントをやっているので、その詳細は割愛するとして、大きな変更点である特級職「ニンジャ」についてお話します。

安川:ゴッドハンド、大魔道士、大神官に続き、4つめの特級職ですね。

岡安:ニンジャは、上級職のレンジャーと海賊それぞれレベル70以上で転職できるようになります。上級職でもパーティのベースとなる賢者、パラディン、バトルマスター以外の職業なので、育ててない人もけっこういるかもしれません。

安川:ニンジャに転職するために、わざわざレンジャーと海賊をレベル70にするのは大変そうですね。

岡安:とはいえ、ニンジャは、その苦労が報われるほどの能力を持っているので、ぜひ育ててほしいところです。

固有スキルとして、影縫いと威圧・強があります。影縫いはレンジャーの影縛りと似ていますが、影縛りが1ターン行動不能にできるのに対して、影縫いは1回の行動を不能にします。つまり、2回行動するモンスターは1回分しか行動を制限できないわけです。レベル30まで上げて、こころ道の風道を選べば、影縫い効果を1ターンにできます。

威圧・強は海賊の威圧・強と同じ効果で、モンスターの戦意を喪失させたり、大海の浪漫で大ダメージを与えられるようになったりします。

安川:なるほど。

岡安:ほかにも、分身の術があります。なんらかの行動をしたあと、一定確率で発動し、もう一度行動できるようになります。大魔道士の連続魔法は使用した同じ魔法を連続で使いますが、分身の術は2回目の行動を選び直すことができるのも特徴です。

安川:全体攻撃で数が減ったら単体攻撃に切り替えることもできるわけですね。強いじゃないですか。

岡安:そうです。より効率的に戦えるようになります。あとはデュアルカッターがシノビカッターと名前を変えて、攻撃力が強化されました。また、ウォーカーズスキルの「五感澄明」がかなり便利で、20分間タップできる距離が3倍くらいになります。こころチャンスの確認範囲もかなり広がります。

安川:遠くにある回復スポットやほこらに近づかなくてもアクセスできるのは便利ですね。でも、強い職業が出るのは良いですけど、経験値もその分必要になって、育てるのが大変になりました。

  • ドラクエウォーク

    4つめの特級職「ニンジャ」

  • ドラクエウォーク

    通常時のモンスターや回復ポイントに触れられる最大範囲

  • ドラクエウォーク

    五感澄明を発動したときのモンスターや回復ポイントに触れられる最大範囲

  • ドラクエウォーク

    こころチャンスやメガモンスターの出現場所などの確認範囲も広がります

岡安:多少の補填となるのが、カジノですね。カジノをするとコインだけでなく経験値も獲得できるようになりました。獲得経験値が5万を超えると、フィールドに戻ったときにカジノ大王スライムが出現し、稼いだ経験値をゲットできます。麻雀の経験値獲得効率が良いですが、スロットはオートにしておけば放置状態でガンガン稼いでくれるので、麻雀を知らない人や麻雀をプレイするヒマがない人にはオススメです。

安川:ほほぉ。プレイコインは結構手に入るんですが、カジノは面倒で上限になっても放置しがちですから、そういう人にぜひ、オススメしたいですね。

岡安:今回はこんなところです。そういえばNiantic(ナイアンティック)の新しいARゲーム『Peridot(ペリドット)』が5月9日にリリースされますね。今、事前登録をしているので興味がある人はぜひ。このコーナーでも取り上げていこうと思います。

安川:お、噂の新作ですね。早速、事前登録しておきます!

  • ペリドット

    『Peridot』のリリース日が5月9日に決まりました