今年の12月20日から12月31日にかけて、太陽系の「地球以外の7つの惑星」が同じ夕方の空に一堂に会するという、非常に珍しい現象が起こっている。
まさに今の時期、夕方の空を見上げれば、西から水星、金星、土星、海王星、木星、天王星、火星の順で7つの惑星が並んでいる天体ショーをみることができる。さらに12月25日以降は、これらにあわせて月も並んでいる空をみることができる。
全惑星を同時に見られるタイミングは短く、日の入り後の30分から1時間程度だそうだ。この時間帯より早いと、空が明るく南の天王星などが見づらく、反対に遅い時間帯だと、水星や金星が沈んでしまっている。
ただし、天王星と海王星は、ふつうは肉眼では見ることができないので、観測には双眼鏡や望遠鏡も用意しておくとよいだろう。残りの月や水星、金星、土星、木星、火星は肉眼でも見やすい。スマホアプリの天体地図(例えば「Sky Map」とか)などがあれば、簡単に天体を探せるので、是非楽しんで欲しい。
ちなみに、今年6月下旬頃にも、明け方の空で7つの惑星を一堂に見る機会があり話題を呼んでいた。とはいえ、非常に珍しい現象なので、次に同じ空で7つの惑星を見やすい機会は、実に2061年まで待つ必要がある。
ネット上では「見るかー!」「セーラー戦士が集結するんですか!!?」「いいクリスマスになりそう」などの声が寄せられた。