分散型ソーシャルネットワーク「Mastodon」のアクティブユーザーが約250万人に拡大した。10月末にイーロン・マスク氏がTwitterを買収する前の約30万人から8倍以上の規模になった。

これはTwitterが他のソーシャルメディアのリンクを貼ってユーザーがプロフィールを共有するのを禁じたことに対して、Mastodonの生みの親であるEugen Rochko氏がブログでコメントした中で明らかになった。

企業が運営するソーシャルメディアサービスは、ユーザーのサービス内での活動がサービス規約でコントロールされ、ある日突然サービス内容が大きく変わったり、サービスが終了する可能性もある。それに対してユーザーができることは少ない。マスク氏によるTwitter買収を機に、Eメールのようにサービスプロバイダーを選択できたり、または自らサーバーを運用して自分が望むサービスを実現するような自由を求めて、多くのTwitterユーザーがMastodonを利用し始めたとみられている。

10月27日にマスク氏によるTwitter買収が完了した直後にMastodonユーザーが急増し、11月6日に月間アクティブユーザー数が100万人を超え、10月27日〜11月6日の間に1,224の新しいMastodonサーバーが構築された。その後も1日に数万人が増加するペースが続いている。