ロシアのサンクトペテルブルグにあるPrekated Academyという会社が、希望者を「埋葬」するという斬新なサービスを販売しているとネットで話題になっている。埋葬をきっかけに、新しい人生を始める機会を提供するのだそう。
この埋葬サービスで得られるのは、葬儀が執り行われ、棺桶に入れられ埋められるという経験だ。つまりこのサービスを購入したら最後、生き埋めにされてしまうというわけだ。生き埋めでは、地中に最長1時間埋葬されたのち、掘り起こして救出してくれるそう。掘り起こされた人は「生きる意欲」を取り戻して棺桶から出てくることが期待され、さらに棺桶も記念品として持ち帰ることができるという。同社によれば、このサービスは「恐怖と不安を取り払う治療法」なのだそう。「これまでの人生に別れを告げ、新たな人生を始める機会を提供するものだ」としている。サービスのお値段は345万5,000ルーブル(約830万円)と結構高い。
同社のイェカテリーナ・プレオブラジェンスカヤ氏は「お客様を過度な危険に晒すつもりはない」として、「科学者の計算では、埋葬された人は棺桶の中で約5.5時間生存することができる」と説明している。とは言え、これは呼吸が可能な時間を計算したもののようなので、正直、1時間でも心の方がもたない気もする。
ちなみに同社、上記のような「完全没入型」の葬儀のほかに、「オンライン」葬儀も行っているようだ。値段は60万ルーブル(約220万円)で、適切な音楽やロウソクとともに、オンライン上で自分の葬儀を見ることができるのだとか。
ネット上では「むしろ生き埋めされることがトラウマになるww」「やったぜ!ちょうど生き埋めにされたかったところなんだ!」「ユーチューバーさんの体験レビューに期待」などの声が寄せられた。