X670Eマザーに待望の「Godlike」モデル

MSIの「MEG X670E Godlike」は、AMD X670Eチップセットを搭載するハイエンド向けのマザーボードだ。フラグシップモデルらしい豪華な仕様で、電源は24+2+1フェーズを搭載。4.5インチ液晶「M-Vision Dashboard」が付属し、タッチ操作による設定変更等が可能だ。ネットワークは、10GbE+2.5GbEを備える。価格は196,000円前後。

  • MSIの「MEG X670E Godlike」。重厚な基板上にはM.2スロットを4つも備える

    MSIの「MEG X670E Godlike」。重厚な基板上にはM.2スロットを4つも備える

  • 付属の「M.2 Xpander-Z Gen5 Dual」で、M.2スロットをさらに2つ追加可能だ

最大23ポートもUSBが利用できるAM5マザー

AMDの新ソケット「Socket AM5」に対応するマザーボードとしては、すでにX670E/X670チップセット搭載モデルが発売されていたが、新たにB650E/B650チップセット搭載モデルが登場した。価格は32,000円前後からとなっており、より低コストでRyzen 7000シリーズのシステムを構築することができる。

製品の数が多いため、ここではASRockの「B650 LiveMixer」のみ紹介したい。このLiveMixerというのは、配信者などクリエイター向けの新シリーズだという。マイクやビデオキャプチャなど、多数の機器を接続できるよう、最大23ポートのUSBが利用可能。オレンジを基調としたヒートシンクのデザインもユニークだ。価格は44,000円前後。

  • ASRockの「B650 LiveMixer」。オレンジ色はマザーボードとしては珍しい

  • USBは背面に14ポートあるほか、基板上のヘッダから9ポート追加できる

新たな最強、GeForce RTX 4090が登場

NVIDIAから、新世代GPU「GeForce RTX 4090」が登場、搭載するグラフィックスカードが各社より発売された。GeForce RTX 4090は、新アーキテクチャ「Ada Lovelace」を採用したハイエンド向けGPU。価格は約30万円からと、なかなか手を出しにくい高さではあるものの、その性能は圧倒的なようだ。

・「GeForce RTX 4090」の恐るべき性能をテストする - 4K+レイトレで高fpsも余裕のモンスターGPU
https://news.mynavi.jp/article/20221011-2478652/

今回、入荷が確認できたのは、以下の各モデル。ハイエンド向けということで、各社とも大型クーラーを採用しており、サイズはとにかく大きい。長さは35cm、厚さは4スロットあたりが基本となるので、ケースとの干渉には注意が必要だろう。GIGABYTEとMSIからは、水冷モデルも登場している。

メーカー 製品名 価格
ASUS ROG-STRIX-RTX4090-O24G-GAMING 349,000円前後
ASUS TUF-RTX4090-O24G-GAMING 322,000円前後
ASUS TUF-RTX4090-24G-GAMING 298,000円前後
GIGABYTE GV-N4090AORUSX W-24GD 321,000円前後
GIGABYTE GV-N4090AORUS M-24GD 313,500円前後
GIGABYTE GV-N4090GAMING OC-24GD 298,000円前後
MSI GeForce RTX 4090 Suprim Liquid X 24G 360,000円前後
MSI GeForce RTX 4090 Suprim X 24G 340,000円前後
MSI GeForce RTX 4090 Gaming X Trio 24G 320,000円前後
ZOTAC GeForce RTX 4090 AMP Extreme AIRO 308,000円前後
ZOTAC GeForce RTX 4090 Trinity OC 298,000円前後
Gainward GeForce RTX 4090 Phantom "GS" 318,000円前後
Gainward GeForce RTX 4090 Phantom 298,000円前後
Inno3D N40903-246XX-18332989 298,000円前後
PNY VCG409024TFXXPB1-O 318,000円前後
玄人志向 GG-RTX4090-E24GB/OC/TP 289,500円前後
Palit GeForce RTX 4090 GameRock 298,000円(ドスパラ)

ASUSからは、人気ブランド・ROGの「ROG-STRIX-RTX4090-O24G-GAMING」が登場している。OCモードでは、ブーストクロックが2,640MHzまで向上。エアフローを23%も増やすため、「Axial-tech」ファンを大型化したという。また同社の製品は3モデルとも、デュアルHDMIを備え、使いやすいのも特徴だ。

  • ASUSの「ROG-STRIX-RTX4090-O24G-GAMING」。デザインも新しくなった

  • こちらは「TUF-RTX4090-O24G-GAMING」。OCモード時は2,595MHzとなる

水冷モデルは、GIGABYTEの「GV-N4090AORUSX W-24GD」と、MSIの「GeForce RTX 4090 Suprim Liquid X 24G」だ。GIGABYTEは、トリプルファンの大型ラジエータを採用。MSIはラジエータがデュアルファンで、カード側にも1つファンを備えた。どちらもカードは2スロット厚とコンパクトだ。

  • GIGABYTEの「GV-N4090AORUSX W-24GD」。カード長は23.8cmとコンパクト

  • MSIの「GeForce RTX 4090 Suprim Liquid X 24G」。カード側にもファンが

グラフィックスカードのクーラーは角張った形のものが多いが、ZOTACの「GeForce RTX 4090 AMP Extreme AIRO」は、空気力学にインスパイアされたという曲面的なデザインがユニークだ。またPalitの「GeForce RTX 4090 GameRock」は、今回もクリスタル風のデザインがとにかく派手。どちらもARGB LEDを備える。

  • ZOTACの「GeForce RTX 4090 AMP Extreme AIRO」

  • Palitの「GeForce RTX 4090 GameRock」