標準化団体のVESA(Video Electronics Standards Association)は10月17日(米国標準時)、映像伝送規格「DisplayPort」における最新バージョン「DisplayPort 2.1」を発表した。
最大帯域の拡張は行われておらず、より安定性と互換性を強化している点が主な特徴。中でもUSB Type-C仕様やUSB4 PHY仕様との整合性を高めており、USB4接続でのDisplayPort伝送を他のデータトラフィックにより効率的に共存。DSC(Display Stream Compression)やPanel Replay機能への対応が必須になっており、伝送帯域の削減にもフォーカスされている。
ケーブルの仕様もより堅牢なものに更新され、これによって伝送距離が伸びている。DisplayPort 40Gbpsケーブルは2m、DisplayPort 40Gbpsケーブルは1mまで利用可能。DisplayPort 2.1はDisplayPort 2.0への後方互換性を備えている。