ノースフラットジャパンは、FX-AUDIO-のBluetooth対応ヘッドホン/プリアンプ搭載DAC「DAC-X6J+W」を同社直販ストアで9月22日21時に発売する。直販価格は16,800円。カラーはブラックとシルバーの2色。別売のACアダプターで動作する。

  • DAC-X6J+W+(ブラック)

Bluetooth、USB、光、同軸の4系統のデジタル入力を切り替えて使えるハイレゾ対応DACで、「DAC-Xシリーズ」の最上位機種と位置づけている。同シリーズのコンセプトを引き継ぎながら新設計を採用し、搭載ICや回路基板、デザイン、操作性を一新。音質に磨きをかけており、さらに無線接続にも対応するなど使い勝手を高めた。

DACチップにはESS Technologyの「ES9018K2M」を採用。全体的な回路構成はICの特性を最大限に活かすよう設計しており、「全帯域にわたり音の分離が良く、高解像度かつクリアな音質」を追求している。

この音質特性を活かすため、直後のシングルエンド変換回路のオペアンプには、超低歪み・低ノイズ・高スルーレートのTI(テキサス・インスツルメンツ)製「LM4562」を採用。「見通しの良いクリアでストレートな音質」で、ES9018K2Mの良さをスポイルすることなく、リアリティにあふれる音像を引き出すという。

  • DAC-X6J+W(シルバー)

USBレシーバーICにはC-Media製「CM6642」を採用し、USB入力で最大192kHz/24bitの入力に対応。さらに、クアルコム「QCC3008」を採用し、Bluetooth 5.0にも準拠。対応するスマートフォンやタブレット、オーディオプレーヤーの音楽をワイヤレス再生できるようにした。対応コーデックはSBC、AAC、aptX、aptX LL(Low Latency)。

ヘッドホンアンプ回路のICはいずれもTI製。ヘッドホン専用アンプICは「TPA6120A2」で、超低歪み(0.000635%)、低ノイズ(SN比128dB)、高スルーレート(1,300V/μS)な電流帰還型ICを使ったヘッドホンアンプ回路を構築。ヘッドホンアンプオペアンプは「OP1656」、シングルエンド変換部オペアンプは「LM4562」。

  • 本体内部の基板と各部の構成

フロントの入力切替スイッチでBluetooth、USB、光、同軸の4つのデジタル入力を切り替えて使え、背面の各端子にテレビやCDプレーヤー、PCなど複数の機器をつなげられる。他にも、アナログRCAの出力端子を装備する。前面には6.3mm標準ステレオのヘッドホン出力を備えている。

フロントパネルにはサンプリングインジケーターを設け、入力した音楽データのサンプリングレートがひと目でわかるようにした。また、ボリューム設定直後は自動的にボリュームインジケーターとして機能し、視覚的にボリュームの状態を確認できるとする。

  • 本体前面(上)と背面(下)

USB接続時の対応OSは、Windows 2000/XP/Vista/7/8(8.1)/10/、MacOS 9.1/X以降。OS標準ドライバで動作する。なお、USB Audio Class 2.0で動作するには、Windows 10 Creators Update(バージョン1703 ビルド15063)以降や、Mac OS X 10.6.4以降が必要となる。

本体サイズと重さは、116×180×35mm(幅×奥行き×高さ、突起部を除く)/450g。Bluetoothアンテナが付属する。別売のACアダプター(DC12V/1A以上)が必要。

  • 付属のBluetoothアンテナ