フォントワークス、画像の印象に近いフォントをAIが抽出する「人工知能6号（β版）」

フォントワークスは9月15日、実験仮想都市「MOJICITY（もじシティ）」より、画像の印象に近いフォントをAIが抽出するアプリ「人工知能6号（β版）」を公開した。 PCやスマホのWebブラウザから無料で利用できる

画像の印象に近いフォントをAIが抽出する「人工知能6号（β版）」

人工知能6号（β版）は、九州大学との共同研究に基づき発足した「印象語検索AI」開発プロジェクトから誕生したサービスの第2弾。第1弾となる印象語からフォントを検索できる機能「印象語検索AI（β版）」は、年間定額制フォントサービス「新LETS」で2022年3月31日より提供している。

第1弾の「印象語検索AI（β版）」では印象語からフォントを検索できるが、第2弾の「人工知能6号（β版）」では、新たに開発した画像から印象語を抽出する機能と「印象語検索AI（β版）」の機能を組み合わせてPoC（概念実証）を実行する。現在はβ版だが、結果画面の「Good/Badボタン」によりフィードバックすることで「人工知能6号」は精度を高め、今後は画像の「印象」に合わせたフォント選びに活用できるようにするということだ。

利用方法は、MOJICITY（もじシティ）内の人工知能6号（β版）を開き、分析したい画像ファイルをドロップまたは選択してアップロードすると、画像のもつ印象語とマッチ度合いの高いフォントから順に表示される。右側の「Good/Badボタン」から結果に対する評価が可能だ。専用アプリのダウンロードは不要で、PCやスマホのブラウザから人工知能6号にアクセスし、無料で利用できる。