タムロンは8月30日、同社初となるニコンZマウント用交換レンズの開発を発表した。まずは「70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD(Model A047)」のZマウント版を投入する。2022年秋に発売予定で、希望小売価格は未定。
Model A047は望遠域の撮影を手軽に楽しめるレンズとして開発され、すでにソニーEマウント版が発売されている。300mmクラスのフルサイズミラーレス用望遠レンズとしては世界最小・最軽量をうたう。Zマウント版は長さ150.3mm、直径77mm(最大部)、重量580gとなる。
LD(異常低分散)レンズを含む10群15枚の構成で、反射防止性能を高めたBBAR(Broad-Band Anti-Reflection)コーティングも採用する。AF駆動用のステッピングモーターは静音性を高め、動画撮影でもレンズの駆動音が入りにくい仕様とした。また、屋外で利用しやすい簡易防滴構造も備える。
また、先に発売されたEマウント版との差分としては、最新世代の一部レンズから対応し始めた「TAMRON Lens Utility」に対応する。レンズに搭載されるUSB Type-C端子から、カメラを通さずパソコンに直接つないでファームウェアのアップデートができる。なお、フォーカスセットボタンは追加されないため、他のTAMRON Lens Utility対応レンズ(A058/A063/A067)のようなカスタマイズ機能には対応しない。