パナソニックは、BDレコーダーや一部のテレビ向けのスマートフォンアプリ「どこでもディーガ」を9月1日にVer.9.1へアップデートすると予告。これまでディモーラ有料会員向けに提供していた、同アプリでの録画番組の早見再生機能を、無料のスタンダード会員にも提供。新たに0.8倍速モードも追加する。

  • 「どこでもディーガ」Ver.9.1で、録画番組の早見再生機能を、無料のスタンダード会員にも提供

パナソニックでは、DIGAやポータブルテレビ「プライベート・ビエラ」、レイアウトフリーテレビ向けにiOS/Android用「どこでもディーガ」アプリを提供。全録機「全自動DIGA」を中心に、“見たいコンテンツを好きな時に好きな場所で見られる”という、ネット動画のような楽しみ方を提案している。

録画番組の早見再生機能は、現在インターネットサービス「ディモーラ」のプレミアム会員(有料)向けに提供しているが、早見再生の需要が高まっていることを受け、今回のアップデートで同機能を無料のスタンダード会員にも開放する。

録画番組の再生時に、ストリーミング再生では1.3倍速、持ち出し番組やスマホ転送用番組では最大2倍速で再生可能。ニュース番組で情報を素早く確認したり、バラエティやドラマなどを短時間で視聴したりするといった使い方を提案している。さらに、録画番組の0.8倍速再生機能も新たに追加。早すぎて聞き取りづらいシーンも、ゆっくりと聞き取りやすい速さで再生できるという。

なお、4K放送録画番組のストリーミング視聴時における1.3倍速/0.8倍速再生は、いずれも「おすすめ画質」(持ち出し番組と同一画質)でのみ可能となる。

  • 録画番組の0.8倍速再生機能も新たに追加

どこでもディーガの対応OSは、iOS 13.6以降とAndroid 6.0以降。サービスの利用には、CLUB Panasonicへの無料会員登録と、ディモーラへの無料機器登録が必要となる。また、現行の「プレビューサーチ」機能など、一部機能の利用には引き続き有料会員登録が必要となっている。

  • どこでもディーガの画面は「全自動DIGA」2022年モデルの発売に合わせて、新デザイン(右)に切り替わっている