ハーマンインターナショナルは、JBLブランドのアクティブスピーカー「4305P」の発売日を7月29日に決定した。価格はペアで22万円。

  • 4305P。写真は3月に国内で参考出品された実機

1月の「CES 2022」に合わせて海外発表され、3月には国内で実機を初披露。「2022年夏頃の発売を目指す」としていて、今回発売日や価格が正式に決まったかたちだ。

  • 4305P

  • 4305PとiPadを組み合わせたネットワーク再生のデモ

同ブランドのスタジオモニターシリーズ最小の、2ウェイのブックシェルフスピーカー。左右2本のスピーカー(プライマリ・セカンダリ)で構成し、25mm径リング・コンプレッションドライバー「2410H-2」と133mm径パルプコーン・ウーファー、独自のHDI(High-Definition Imaging)ホーンを搭載。総合出力300WのクラスDアンプを備えており、コンプレッションドライバーに25W、ウーファーに125Wを供給する。再生周波数特性は45Hz~25kHz(-6dB)。

192kHz/24bitの高解像度DACを内蔵し、左右を付属のデジタルリンクケーブル(長さ3m)で有線接続すると、最高192kHzでの再生が可能だ。プライマリ側には音量調整や入力切替えなどのフロントパネルコントロールと、デジタル/アナログ入力を備える。

  • 内部構造

無線LAN機能やEthernet端子を備え、ネットワーク再生に対応。Chromecast Built-inやAirPlay 2をサポートする。また、Roon Readyのネットワーク再生スピーカーとして使え、MQAファイルのレンダリングといったオーディオ愛好家のための機能も備える。Bluetooth再生にも対応する。

対応フォーマットはAAC/AIFF/ALAC/DSD(DoP)/FLAC/MP3/OGG/MP4/WAV/WMA。対応サンプリングレートはUSB/ストリーミングで32kHz~192kHz、光デジタルは最高192kHz。

  • 音量調整や入力切替のダイヤルなどを備えたフロントパネルコントロール

背面には上記のネットワーク機能のほか、USB-Bと光デジタル、アナログ3.5mm、XLR 1/4インチTRSフォノコネクター、サブウーファー出力といった端子を装備。操作は付属のBluetoothリモコンや、独自の「MusicLife」アプリから行える。

エンクロージャーは、象徴的なブルーのバッフルにサテンウォールナットの天然木突板仕上げのキャビネットを採用。ブルーのグリルクロスを備えたJBLスタジオモニターファミリー共通の仕上げを施している。グリルを含む本体サイズは210×235×336mm(幅×奥行き×高さ)。重さはプライマリー側が6.6kg、セカンダリー側が6.4kg。電源ケーブル×2などが付属する。

  • 背面