『名探偵コナン』のリアル脱出ゲーム『追憶のハロウィンからの脱出』が東京・新宿の「東京ミステリーサーカス」にて開催されている。

  • リアル脱出ゲーム『追憶のハロウィンからの脱出』

リアル脱出ゲーム『追憶のハロウィンからの脱出』は、劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』の後日譚となるオリジナルストーリーが展開される体験型ゲームイベント。

ある日、喫茶ポアロを訪れた高木刑事が、コナンと安室に、ハロウィンの季節にとある結婚式で起きた不可解な事件の話を語りだす。人里離れた山奥の結婚式場で起きたその事件、なんと新郎の友人のワイングラスに毒が盛られていたのだ。会場にいる参列者全員が容疑者となったその事件、全員が疑心暗鬼に陥る中、第2、第3の事件が起きていく……といったストーリーとなっている。

本ゲームは、劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』の後日談。コナン、安室、高木刑事がフルボイスで本事件について語るというファン必見のものとなっている。もちろん本編を未視聴でも楽しめる内容になっており、筆者と同じチームの参加者の中には、「『コナン』はメインキャラクターだけ知っている」、「『時計じかけの摩天楼』は観た」、「『ゼロの執行人』を何回も劇場に観に行った」とそれぞれ知識の差があったものの、全員変わらずに盛り上がることが出来た。

また、脱出ゲーム未体験でも楽しめるのが本公演のポイント。次から次に新しい謎が降ってくるのでなれないうちはあたふたしてしまうが、それぞれ役割分担をして推理をすることで、「まだ前の謎を解いているのに新しい事件に取り組まないといけない」ということが防げる。筆者のチームは半分以上が今回が初の脱出ゲームという編成だったが、なんとか謎を解いていくことに成功したのだった。

想定所要時間は約120分。1チーム最大6人での参加。結婚式の参列者という役割のため、それぞれの卓には、各々の名前が決められており、推理だけではなく、ロールプレイを楽しむこともできる。また、「配役付きチケット」を購入することで、自身に特別な役割が与えられる(金額は通常チケットと同じ)。その役割次第では、自身が物語全体を大きく動かすこともあれば、事件解決の糸口になることもある。物語をさらに濃厚に楽しむことができるのだ。

また、今年で『名探偵コナン』のリアル脱出ゲームは10周年のアニバーサリー。これまで累計150万人以上のプレイヤーに遊んでもらったことに感謝の気持ちを込め、様々な催しを開催している。

その一つが、10周年記念の号外チラシ。東京ミステリーサーカスを始めとした各会場に号外チラシが配布されているのだが、なんとその一面が怪盗キッドに盗まれている。その情報がどこに隠されているのか、怪盗キッドが残した手がかかりから見事推理できるだろうか。

続いては、「コナン脱出の思い出で作るモザイクアート企画」。『追憶のハロウィンからの脱出』や、過去のコナン脱出公演の思い出写真を「#コナン脱出モザイクアート」のハッシュタグを付けて、Twitterで投稿することで、その写真を使用したモザイクアートが作成される。完成したモザイクアートは2023年1月にイベント特設サイトやリアル脱出ゲーム公式Twitterにてお披露目される。

その他、コナン脱出シリーズに参加したプレイヤー全員に最大2,000円のクーポンが手に入る「大感謝スピードくじ」を開催。そして、10周年記念グッズも多数登場している。

●リアル脱出ゲーム×名探偵コナン『追憶のハロウィンからの脱出』開催概要

■開催場所:新宿ミステリーサーカスほか全国各地
■チケット情報
【料金】
前売券通常チケット:3,300円(税込)
前売券特典付きチケット:6,300円(税込)
当日券:3,600円(税込)
※その他、学生、グループチケット価格あり。詳細は公式サイトをチェック

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