パナソニックは7月14日、「パルックLED」ブランドからシーリングライト「ライフコンディショニング」シリーズを発表した。発売日は9月1日。パネルタイプとスタンダードタイプ(薄型)の2種類に、適用畳数がそれぞれ8畳までと12畳までの計4モデルをラインナップする。

価格はすべてオープン。店頭予想価格はパネル/8畳が81,000円前後、パネル/12畳が86,000円前後、スタンダード/8畳が76,000円前後、スタンダード/12畳が81,000円前後。

  • 左から、パネル/12畳(HH-XCH1209A)、スタンダード/12畳(HH-XCH1208A)

ライフコンディショニングシリーズは、“光と音でくらしを整える”という、あかりの新たな価値を提案する新シリーズ。生活様式の変化により家で過ごす時間が増え、照明の点灯時間が増えたユーザーが約6割、また生活の乱れを感じるユーザーが5割以上という同社調査の結果を受けて開発された。

本体にBluetoothスピーカーやWi-Fiを搭載。新開発したスマホアプリ「あかリモ+(プラス)」をインストール済みのスマートフォンとWi-Fiを介して連携でき、光と音でくらしを整えられるとする。

新機能として、起床してから就寝するまで、設定した時間帯に合わせて光と音を自動で変化させる「生活リズムタイマー」を搭載。例えば朝はさわやかな白い色、夜は明るさを抑えた暖かい色など、自然光のように明るさが切り替わる機能で、時刻は6個まで設定できる。それぞれのシーンに合わせたBGMなど、音の演出も行われる。

  • 設定した時刻で明るさが切り替わり、音楽が流れる

また、癒しの空間を演出するモードも搭載。生活リズムに合わせて光・音楽・音声ガイドでマインドフルネス瞑想をサポートする「マインドフルネスモード」や、ろうそくがゆらぐような光で睡眠前の環境を整える「ゆらぎモード」を備える。

ライト横に装備するBluetoothスピーカーは、器具の両サイドに角度をつけて配置し、空間全体に音を広げられる設計。Bluetoothで接続したスマートフォンから好みのBGMを流し、心地よい空間に演出できる。専用アプリには、「食事」「勉強」「シアター」など、シーンに適した光と音を合計8種類プリセットし、カスタマイズも可能だ。

  • シーンに適した光と音のセットを8種類用意し、心地よい空間をサポート

このほか、「天気情報(予報)」や「ゴミの日」など生活に役立つ情報や、パナソニック製IoT対応家電の動作状況を音声で知らせる「音声プッシュ通知」サービスに対応。加えて、スマートスピーカーとの連携による音声操作も可能だ。

パネルタイプ照明部の主な仕様は、本体サイズがW550×D712×H99mm、重さが4.9kg。消費電力は照明・スピーカー動作時の8畳モデルが46.7W、12畳モデルが56.3W。

スタンダードタイプ照明部の主な仕様は、本体サイズが直径735×高さ90mm、重さが4.9kg。消費電力は照明・スピーカー動作時の8畳モデルが44.8W、12畳モデルが54.1W。

Wi-Fi部とスピーカー部の主な仕様は共通。Wi-Fi部はIEEE802.11b/g/nに準拠し、周波数範囲は2.4GHz帯。スピーカー形式はバスレフ型で、3cm×9cmのフルレンジユニット×2。最大出力は5W+5W。Bluetooth 5.0に準拠し、対応コーデックはAACとSBC。