クラウドストレージおよびデータバックアップ関連を取り扱う米Backblazeは、「The 2022 Backup Survey(2022年のバックアップ調査)」と題した調査結果を発表。その中で、コンピューター所有者の約20%が、PC上のデータのバックアップをとっていないことが明らかとなった。
2022年で14年目を迎える本調査。今回の調査は18歳以上の成人2,068人を対象にオンライン上で実施。「コンピューター上で全てのデータをバックアップする頻度はどれくらい?」や「データ紛失の割合」などの調査結果を集計したデータを公開した。
データのバックアップの頻度は、短い方から「1日おき」は10%、「1週間おき」は11%、「1カ月おき」は20%、「1年おき」は26%、「数年おき」は13%と続き、そして「一度もしていない」は20%という結果になった。2021年と比較して、未バックアップの人数がほとんど変化しなくなったことが問題だと指摘。「約20%の人が、コンピュータのクラッシュや紛失でPC上のデータを失うリスクがある」と警告した。
また同社は、バックアップの重要性を示すために、データ紛失に関する調査結果にも触れる。コンピューターユーザーのうち、54%が過去にデータを失ったことがあり、48%が外付けハードディスクのクラッシュを経験していて、さらに67%もの人が誤って何かのファイルを削除したことがある言及し、リスク管理の重要性を訴えている。