セイコー 5スポーツ、ヘリテージデザインを進化させたGMTモデル

セイコーウオッチは6月8日、カジュアルウオッチブランド「セイコー 5スポーツ」から、新開発のメカニカルGMTムーブメントを搭載したレギュラーモデルを2機種発表した。発売日は7月8日。ラインナップはダイヤルがブラックの「SBSC001」と、ブルーの「SBSC003」。希望小売価格は各52,800円。

「セイコー 5スポーツ」は1968年に登場し、2019年に多様性をデザインコンセプトとしてリニューアル。今回の新しいレギュラーモデルは、世界中から愛されたダイバーズウオッチ「SKXモデル」をベースに開発、現代のセイコー 5スポーツをさらに美しく進化させたモデルとなっている。

「SBSC001」と「SBSC003」は、新開発の自動巻き機械式キャリバー「4R34」を搭載。GMT機能を備え、世界標準時を示す24時針（GMT針）と時針がそれぞれ別の時刻を示すことで、時差がある2つのタイムゾーンの時刻がわかる。

GMT針は、ダイヤルとのコントラストを考慮した鮮やかなレッドで、時針・分針・秒針と差別化されている。先端部にはルミブライトを用いており、暗所での視認性が高い。

回転ベゼルの表示板は、昼夜の時間帯を2色で色分けし、風防と同じハードレックスガラスを採用。蒸着処理によるメタリックな色調は、光の反射角度によって表情が変わる。

3時位置に備えられたマグニファイドレンズによってデイト表示が大きく拡大する仕様で、デザイン性に加え実用性も高い。

立体的なかまぼこ形状の駒を使ったメタルブレスレットは、駒のピッチを短く設定しており、クラシックな印象に仕上がっている。バックルはワンプッシュ三つ折れ中留のダブルロック式。

「SBSC001」と「SBSC003」の主な仕様は共通。ケースとブレスレットの素材はステンレススチール、風防と回転ベゼルはハードレックス（強化ガラス）、裏ぶたはシースルーバック。防水性能は日常生活用強化防水（10気圧防水）。本体サイズは外径が42.5mm（りゅうず含まず）、厚さが13.6mm。

機械式ムーブメント「4R34」の仕様は、時間精度が日差+45秒～-35秒（気温5℃～35℃において腕に着けた場合）。パワーリザーブは約41時間。石数は24石。振動数は21,600振動／時（6振動／秒）。