家族や親しい友人に位置情報を知らせることは、デリケートな個人情報を知られそうで気になりますが、かなり便利なもの。自分の現在地を相手が知りたいタイミングでリアルタイムに知ってもらえるため、電話やメールでやり取りする手間がかかりません。集合時間に少しくらい遅れても、相手は安心して待ち続けてくれることでしょう。

しかし、位置情報を知られたくないとき、一時的に停止したいときもあるはず。完全に共有を停止するとあらぬ疑いをかけられそうだし、自分の意思で位置情報を停止したことを知られたくないし...。

そんなときには、「位置情報を共有」スイッチをオフにしましょう。『設定』→「プライバシー」→「位置情報サービス」→「位置情報を共有」の順に画面を開けば、スイッチが現れます。スイッチをオフにすれば、自分の位置情報の共有(iCloudを通じての情報提供)が即座に停止され、許可した相手は自分の位置を確認できなくなります。

相手の「探す」アプリにどのように映るかですが、スイッチをオフにした直後は自分の位置情報を更新しようとするために、回転する歯車が表示されます。しばらくしてiCloudからの応答がないとわかると、ステータス情報は「位置情報が見つかりません」に変わり、相手は自分の現在位置を把握できなくなります。

ただし、位置情報の共有を故意に停止したかどうか相手は確信が持てないはず。状況としては、建物内部や地下など電波が届きにくい場所と見分けがつかないため、「電波の弱いところにいた」と主張すれば相手は信じざるをえません。位置情報の共有は互いの信頼関係あってこそ、波風を立てない程度に利用しましょう。

  • 一時的に位置情報の共有を止めるには