パナソニック ビューティから新製品が発表されました。美顔器「フォト ブライトショット(EH-SL85)」と、EMSを備えた「バイタリフト かっさ(EH-SP85)」です。どちらも毎日の肌ケアを底上げしてくれそうなアイテム。発表会では、ゲストの田中みな実さんが使い心地を紹介してくれました。

  • 発表会で新製品の使い心地を語ってくれたのは、ゲストの田中みな実さん

  • 左と中央が「フォト ブライトショット(EH-SL85)」、右が「バイタリフト かっさ(EH-SP85)」

フォト ブライトショット(EH-SL85)は、キメを整え明るく透明感のある肌へ仕上げる美顔器。発売日は7月1日、価格はオープン、推定市場価格は76,000円前後。

高出力の赤色LEDと、IPL(Intense Pulsed Light)という2種類のフラッシュ(光)を搭載した点が特徴。2つの光を効率的に集めて高い出力で照射する「ハイブリッドパワーライト」が、キメが整った肌に仕上げます。

  • フォト ブライトショット(EH-SL85)

  • 使用時は電源の接続が必要。照射する光のパワーが大きいため、ワイヤレス(バッテリー)駆動には対応していません

  • こんな風に使います

「歳を重ねると、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)が衰えて古い角質が堆積しやすくなります。また、現在はマスクを長時間着用するため、肌が摩擦による刺激を受け、肌の防御反応から角質表面が厚くなったりします。ここにハイブリッドパワーライトを当てると、角質くすみを取りやすくしてキメの整った肌に仕上げます。ハリ、ツヤ、潤い、毛穴の目立ちにくさなども実感できます」(パナソニック ビューティ・パーソナルケア事業部商品企画部 フェイス・ボディーケア商品企画課 北岡慶子氏)

  • パナソニックの北岡慶子氏

  • マスクのこすれが肌のくすみにつながるなんて!

  • ハイブリットパワーライトを当てると古い角質がはがれやすくなります

  • 2種類の光を使うところがポイント

  • 右がハイブリッドパワーライトを搭載したもの。左の非搭載のものと比較すると明るさが違います

  • 有効なエネルギーをまんべんなく肌に届ける赤色LEDと、瞬間的に強いパワーを届けるIPLの組み合わせ

  • 部品を小さく軽量化し、片手で扱いやすいサイズ感にまとめています

さまざまな肌の悩みの解決をサポートしてくれる美顔器というわけですね。洗顔後の肌に週3回、お手入れの時間は1回あたり約10分で顔全体をケアできます。使用前後に冷却やジェルが不要なのもうれしいところ。

使ってすぐにメイクができるため、普段の肌ケアに取り入れやすいアイテムです。開発にあたっては皮膚科専門に監修を受けたのことで、効果に期待が持てます。ちなみに、薬剤を使って角質ケアをするピーリングなどと異なり、角質が自然と取れていくため、角質を取り過ぎるということはないとのこと。

発表会のゲストとして登場した田中みな実さんは、試作機を自宅で使用しているそうです。2~3日に1回、寝る前に使っていると話します。

「光は強いんですが、痛くないんです。じんわりあったかい程度で痛みを感じないので、ダウンタイムも不要。デイリーに使っていきたいと思いました。化粧ノリが良くなるのをものすごく実感しました。コツコツ続けていくと未来の肌が変わっていくんじゃないかと思います」(田中さん)

  • 光の強さがわかりますね。笑顔がすてき

表情筋を刺激するEMS搭載の「かっさ」

一方のバイタリフト かっさ(EH-SP85)は、顔周りや首などをマッサージするときに使うプレート状のアイテム。目元や口元にもフィットしやすい独自の形状にEMSを備え、表情筋をトレーニングできる点が特徴。発売日は7月1日、価格はオープン、推定市場価格は37,000円前後です。

  • バイタリフト かっさ(EH-SP85)

「加齢によって顔の筋肉が衰えやすくなるほか、マスクの長時間着用で顔の表情を作る口元や目元の筋肉をあまり動かさないと、顔の筋肉が硬くなったり筋力が低下したりすると言われています。長時間マスクを着用する中、目元や口元の変化を気にする人が増えてきました。そこで、EMSを搭載した『かっさ形状』の美顔器の開発に着手しました」(北岡氏)

  • マスクを外したらたるみが気になる「マスク老け」、心配!

  • 試行錯誤の結果、目元や口元にフィットする形状になりました

  • 緩急をつけて筋肉をトレーニングします

緩急のリズムをつけた独自開発のEMSを搭載。顔を滑らせるだけで表情筋が鍛えられるとのこと。電極がしっかりあたる、動かしやすい、温感を得やすいといったポイントを検討し、試行錯誤の結果現在の形状を採用しました。

田中みな実さんは「そんなに強くないんじゃないかと思っていたんですが、ジェルを塗って当てると顔の筋肉の体操という感じで、しっかり筋肉が動くことがわかります。ドラマの現場で、顔のラインがシャープになったといわれたんですが、フェイスラインに関してやっていることといえばこのかっさだけなんです。ほかの人が気付くくらいですから、効果は出ているんじゃないかと勝手に思っています!」と絶賛でした。

  • ちょっとしたデモでも気持ち良さそうに使っていた田中みな実さん

美容意識が高まっている

パナソニックの北岡氏によると、在宅時間が増えたことでメイクをする機会が減ったため、素肌のスキンケアに手をかける人が増えているそうです。スキンケアを重視すると、肌のくすみやごわつきといった肌本来の悩みが気になります。美容クリニックと併用して美顔器などを利用する人や、自宅で美容クリニックのようなケアがしたいという人もいるんだとか。

そこでパナソニックでは、こうした「美容イノベーター」向けに、高機能な「アドバンスドライン」として今回の新製品を発売します。

  • 美容意識が変化しワンランク上のお手入れをする人が増えています

  • 美容クリニックと美顔器の併用をしたいという人も

  • 美容家電の市場動向などをプレゼンした、パナソニック くらしアプライアンス社 副社長 ビューティ・パーソナルケア事業部 事業部長 林眞一氏

  • 今回の新製品は美容感度の高い人向け

  • 今回の「アドバンスドライン」(2製品)は、都内のアンバサダー美容クリニックで体験できます

研究開発ストーリーを紹介するパナソニックラボラトリー

パナソニック ビューティの新しいコンセプトは、「テクノロジーで、確かな効果を。」――。技術と科学の力によって、それぞれが思う美しさに近づけていくという思いが込められています。

  • 年齢や性別にとらわれず、すべての人に向けた美容家電です

その技術力を発信するため、Webサイトに「パナソニック ビューティ ラボラトリー」というコーナーを新たにオープン。技術者の日々の取り組みを通じて、パナソニック ビューティの高い専門性を「人」にフォーカスして伝えていきます。

第1弾では、今回の新製品の開発に携わった2名のインタビューを掲載。今後は、研究者、開発者、デザイナーなど多彩なメンバーのヒューマンファイルを紹介していく予定です。

ちょっと前までは、美容家電というと女性のものというイメージがありましたが、最近では男性でも美容家電を使う人が増えています。自分のペースで肌の調子を良くしたいという人に、高機能な美容家電はぴったりではないでしょうか。個人的には、フェイスライもシャープになったという「バイタリフト かっさ EH-SP85」がとても気になりました……。