メディア・インテグレーションは、Sym・Proceedブランドより、API 500モジュール型のDI/プリアンプ「SP-DI500」を2022年3月24日に発売する。価格は127,600円。
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API 500モジュール型のDI/プリアンプ「SP-DI500」
「SP-DI500」はSym・Proceedのマイク・プリアンプ「SP-MP」シリーズの技術を取り入れたAPI 500モジュール型の楽器用DI/プリアンプである。
従来のDIでベースに生じる「ピッチが不明瞭」などの音質面での問題はDI、プリアンプの周波数帯域とレスポンスのパフォーマンス不足によるものだったが、これを解消すべく、幅広い周波数特性とナノ秒単位の素早いレスポンスを実現。Bösendorfer Model 290 Imperialなどの88鍵ピアノのさらに1オクターブ下の最低音(16.35Hz)までをカバーする。高域も楽器の音域をはるかに超える4MHzまでフラットなレスポンスを実現しており、サンプリング・レートが784kHzであっても忠実なAD変換を可能とする。
入力インピーダンスは2M/100k/10kの3段階でセレクトできる。弦ノイズなど高域に現れるノイズを抑制するハイカット・フィルターも搭載し、2kHz-24kHzの5段階でコントロールが行える。また、ゲインは音質劣化の原因となる可変抵抗器ではなく固定抵抗を採用。バランス入力で3dBステップ、アンバランス入力で6dBステップで設定するようになっている。なお、本製品を使用するにはAPI 500モジュール用のシャーシが必要となる。