NVIDIA公式のドライバ提供ページに、これまでのところ発表されていないローエンドGPU「GeForce GT 1010」が現れている。海外のITニュースサイト「Videocardz」が報じた。
NVIDIAのグラフィックスカードにおいて、超ローエンドモデルとしてはこれまで「GeForce GT 710」が提供されていた。しかしKepler世代のGPUは大半の製品でサポートが終了しているため、GeForce GT 1010がこれに代わる新モデルになるのかもしれない。公式ページやGeForceのブログ記事では一切発表されておらず、詳細な仕様については不明なままだ。
なお、「GPU-Z」を提供するTechPowerUpによるとコアはPacals世代のGP108が採用されており、256基のCUDAコアとGDDR5 2GBメモリを搭載。ベースクロックは1,228MHzで、ブーストクロックは1,468MHzだという。
Videocardzは「GeForce GT 1010の用途はよくわかりません。ほとんどのCPU統合グラフィックスはこれより高速です」と述べており、NVIDIAはPascal GPUの過剰在庫を売ろうとしているのではないかと締めくくっている。