エミライは、4.4mmバランスヘッドホン出力も備えた、FiiO ElectronicsのUSB DAC内蔵ヘッドホンアンプ「KA3」を12月21日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭価格は13,200円前後を見込む。USBバスパワーで動作する。
本体サイズ約56.3×20.2×12mm、重さ約17.5gという小型軽量の本体に、FiiOがこれまで培ってきたポータブルプレーヤーやヘッドホンアンプのノウハウを凝縮し、綿密に設計されたマルチチップ構成のオーディオ・アーキテクチャを搭載。
DACチップはESS製「ES9038Q2M」。USB Type-C端子によるデジタル入力が可能で、最大768kHz/32bitのPCMとDSD512(22MHz)のネイティブ再生に対応する。RGBインジケーターを備え、再生中の楽曲のサンプリング周波数を色別で把握できるようにした。44.1〜48kHzの場合は青色、88.1〜768kHzでは黄色、DSD音源は緑色に光る。
3.5mmのシングルエンドヘッドホン出力に加えて、4.4mmバランスヘッドホン出力も備える。対応インピーダンスは16~300Ωで、バランス出力では最大240mW@32Ωの出力が可能だ。アンバランス出力時は130mW@32Ω。本体はアルミニウム合金とマグネシウム合金によるオール金属製。放熱性を向上させており、長時間の再生でも安定して使えるとする。
バスパワーで動作するため、充電は不要。Windows/Mac搭載のPCや、iOS/Android搭載のスマートフォンなどにケーブルでつなぐだけで使えるとする。なお、Windowsでは、ドライバーのインストールが別途必要。また、一部のスマートフォンでは外部デバイスへの電源供給に制限があり、最大音量では電力が足りず音が途切れたり、音が出ない場合があるという。
Androidデバイスでは、「FiiO Control」アプリのデバイス設定機能から、7種類のフィルターの選択、ゲインのHigh/Low切替え、チャンネルバランス調整などを設定できる。なお、KA3をアプリで操作できるのはAndroidデバイスのみとなる。