台湾MediaTekは、同社製スマートフォン向けSoCの次期フラッグシップモデル「Dimensity 9000」を発表した。特設ページが公開されており、特徴についてインフォグラフィックで知ることができる。
世界で初めてTSMCの4nmプロセス(N4)を用いて製造される、同社製SoC「Dimensity」シリーズにおけるフラッグシップモデル。CPUはArmの最新アーキテクチャ「Armv9」を採用しており、Ultra-Core「Arm Cortex-X2」×1、Super-Core「Arm Cortex-A710」×3、Efficiency Core「Arm Cortex-A510」×4の3種類を組み合わせて搭載。メモリは最大7,500Mbpsの帯域幅を備えたLPDDR5xをサポートし、どんなアプリケーションで何をしていても即座に反応できるとしている。
GPUには「Mali-G710」を搭載。フルHD+解像度で180Hzの画面表示に対応するほか、Android向けVulkan APIを通じてレイトレーシング機能もサポートする。ISPは最大3億2,000万画素のカメラに対応し、3つのカメラから同時に4K/HDRの映像入力を受け付けることも可能。ネットワーク機能では5Gに加え、世界で初めてBluetooth 5.3に対応する点も特徴となっている。