TVS REGZAは、BS4Kチューナーを2基搭載し、新4K衛星放送の2番組同時録画もできるBDレコーダー「4Kレグザブルーレイ 4KZシリーズ」を11月下旬より順次発売する。最大6chの放送番組を自動で録りためるタイムシフトマシン録画機能も装備。価格はオープンプライスで、店頭価格は11月下旬発売の4TBモデルが約13万7,500円前後。

  • 4Kレグザブルーレイ「4KZシリーズ」

■4Kレグザブルーレイ「4KZシリーズ」の想定売価 / 発売時期

  • DBR-4KZ600(6TB):未定 / 2022年1月
  • DBR-4KZ600(4TB):約13万7,500円前後 / 11月下旬
  • DBR-4KZ600(2TB):未定 / 2022年1月

新4K番組から地デジ番組まで、放送番組をハイブリッド自動録画できるという、TVS REGZAの最新BDレコーダー。4K Ultra HD Blu-ray(UHD BD)の再生にも対応する。

最大6chの放送番組を録画予約なしで録画する「タイムシフトマシン」と、好みの番組を自動録画してくれる「おまかせ録画」機能を組み合わせて、見逃したくない番組をまとめて録りためられる。

また、新4K衛星放送の2番組同時録画にも対応。4K録画番組をBlu-rayメディアに残すこともできる。ただし、新4K衛星放送を2番組同時録画しているときや録画の条件によっては、4K放送が視聴できないことがあるほか、録画した番組は2Kのみ再生可能。なお、新4K放送のタイムシフトマシン録画には対応しない。

  • 録画リストのイメージ

  • タイムシフトマシンの過去番組表のイメージ

タイムシフトマシンや通常の録画番組を、好みのジャンルごとにサムネイル表示する「おすすめ番組」機能を備え、新しいリモコンの「おすすめ番組」ダイレクトボタンからすぐに呼び出せる。いつも見る放送番組も、ネット動画を選ぶような感覚で簡単に楽しめるとする。

  • おすすめ番組の一覧イメージ

既存のレグザブルーレイでおなじみの時短再生機能も引き継いだ。通常再生に加えて、「らく見」(自動スキップ再生)、「らく早見」(自動スキップ+1.3倍速再生)、「飛ばし見」(らく見を20分割して15秒再生しつつ、自動スキップ再生も行う)の3種類が選べる。一例として、1時間番組(約54分)を視聴する場合、らく見では約45分(ドラマ本編のみを見る)、らく早見では約34分(ニュースを手早く見る)、飛ばし見では約5分(番組のおおまかな内容をざっと見る)で視聴可能とする。

ほかにも、再生中にリモコンのシーン検索ボタンから見たいシーンにジャンプする機能を備えている。

  • 録画番組のシーン再生のイメージ

レグザエンジンに搭載される信号処理技術をレコーダー用にカスタマイズした、新たな「レグザレコーダーエンジン RR1」を搭載。HDR映像はHDR10とHLGに対応しており、HDRコンテンツに見られる基準白レベルの違いに着目して、適切なコントラストで楽しめるように明るさを補正する「HDR(HLG)明るさ補正機能」が利用できる。

  • 新エンジン「レグザレコーダーエンジン RR1」

  • HDR補正のイメージ

レグザレコーダーエンジンにより、すべての信号を3,840×2,160ドット 4:4:4 10bitに変換する「4Kアップコンバート処理」に対応。手持ちのテレビに適した高画質でレコーダーの番組を楽しめるという。また、輝度高画質アップコンバート処理に加え、色信号の精細感も向上させることにより、コンテンツの質感を向上させる「レゾリューションプラス for レコーダ」も備える。

  • レゾリューションプラスの効果イメージ

高画質技術として、既存の4K REGZAテレビとの組み合わせで高画質再生する「レグザコンビネーション高画質」を装備。レグザブルーレイからHDMI経由で、4K REGZAの高画質処理に適切な映像信号や、ジャンル/画角/放送種別の情報を送ることで、4K REGZAの能力を余すところなく引き出せるという。

クラウド上に構築した映像情報のデータベースを活用して高画質化を図る、「クラウドAI高画質技術」対応のREGZAテレビとの連携機能も搭載。番組の詳細ジャンルやコンテンツごとの画質特性をクラウドから取得し、観ているコンテンツに適切なパラメーターを用いて高画質処理を行う。たとえば、長時間録画(AVC録画)した番組の解像度や色調を補正し、自然な色合いを再現するという。ほかにも、動画のブロックノイズやモスキートノイズを低減する「MPEG NR」などの高画質技術を装備する。

  • クラウドAI高画質技術と連携して処理する前の映像イメージ

  • クラウドAI高画質技術で処理した映像イメージ

レグザリンクを備え、REGZAテレビのリモコンで操作したり、テレビに録画した番組をBlu-rayメディアに残すといった操作が可能になる。また、タイムシフトマシン内蔵でないREGZAテレビでも、4Kレグザブルーレイと組み合わせてタイムシフトマシン対応REGZAとして使えるようにするタイムシフトリンクを備える。

このほか、レグザブルーレイと連携して使う「スマホdeレグザ」アプリから、付属のリモコンを使わずに番組録画予約などの各種操作が行える。動画配信サービスはdTV/U-NEXT/Net.TVが利用可能だ。

本体デザインは、高機能を表現する「スマートソリッドデザイン」を採用。前面のハーフミラーのドアパネルは必要のない情報を隠し、視覚的ノイズを排するだけでなく、金属の素材感と水平垂直を基調としたソリッドな造形により、整然としたスマートな佇まいを表現するミニマルデザインとした。

  • 前面

  • 前面ドアパネルを開いたところ

チューナーの構成は、タイムシフト用の地デジ3系統と地上/BS/110度CSデジタル2系統、タイムシフト/通常録画兼用の地上/BS/110度CSデジタルを1系統、通常録画用の地上/BS/110度CS/BS4Kが2系統。

タイムシフトマシン録画可能日数の目安は、6TBモデルが最大約34日、4TBモデルが最大約22日、2TBモデルが最大約11日(内蔵HDDのタイムシフトマシン録画領域:87.5%、地デジ6chのうちDRモード3ch、AVC最低画質3chで、毎日午後7時から翌午前1時まで録画設定した場合)。

HDMI出力は映像+音声が1系統、音声のみ1系統の計2系統。USB端子×2を装備。Ethernet端子を備え、有線LAN接続が可能。無線LAN機能も備える。再生可能なディスクはUHD BD/BD/DVD/CDなど。本体サイズは430×260×59mm(幅×奥行き×高さ、突起部含まず)。

  • 背面

  • 付属のリモコン