カフェでお茶をする機会もなかなか取れない昨今。家で飲むふだんのコーヒー・紅茶にも、何かしらの特別感が欲しくなるところです。

そんな折、カプセル式コーヒーマシン「ネスカフェ ドルチェ グスト」に、期間限定の新カプセル「ブルーラテ」が登場。その名の通り、青い色をした不思議なルックスのドリンクです。

今回は、ネスカフェ ドルチェ グストの最新マシンである「Genio S(ジェニオ エス)」を使って、一足先にブルーラテを体験してみました!

  • ネスカフェ ドルチェ グストの期間限定カプセル「ブルーラテ」を体験

    ネスカフェ ドルチェ グストの期間限定カプセル「ブルーラテ」を体験

メニューが豊富な「ネスカフェ ドルチェ グスト」

ネスカフェ ドルチェ グストは、多彩なカフェメニューが手軽に楽しめるコーヒーマシン。コーヒーだけでなく、抹茶や紅茶などさまざまなメニューがあります。

ネスカフェが展開するコーヒーマシンは3種類で、ブランドごとに専用マシンと専用カプセル(あるいはソリュブルコーヒー)が展開されています。

ネスカフェ ドルチェ グストはカプセルだけでラテメニューもカバーしたさまざまなドリンクが楽しめるのが強み。ネスカフェのカプセルのほか、スターバックスの味が楽しめるシリーズもあり、気分に応じていろいろ試せます。

  • ネスカフェのコーヒーマシンは3種類。それぞれ特色や使えるコーヒーカプセルなどは異なります

    ネスカフェのコーヒーマシンは3種類。それぞれ特色や使えるコーヒーカプセルなどは異なります

そして、ネスカフェ ドルチェ グストの最新マシンであるジェニオ エスは、タッチパネル式の操作部が目をひくクールな外観です。

カラーは、このマット感のある「スペースグレー」と、ビビッドな「レッドメタル」、レンタル専用カラー「ホワイト」の3色展開。個人的にはインテリアをモノトーンでそろえるようにしているので、スペースグレーが好みでした。

  • ネスカフェ ドルチェ グスト Genio S(ジェニオ エス)、ブルーラテ

    横幅は11.2cmとスリム。生活空間に取り入れやすいサイズ感です

  • ネスカフェ ドルチェ グスト Genio S(ジェニオ エス)

    横から見たところ。背面にある透明な箱は水のタンクで、取り外して水道から直接注げます

  • ネスカフェ ドルチェ グスト Genio S(ジェニオ エス)

    水のタンクには目盛りの刻みはなく、「MAX」の表示のみ(約800ml)

それではさっそくブルーラテを淹れる準備に入ります。

  • ネスカフェ ドルチェ グスト Genio S(ジェニオ エス)

    電源を入れたら、本体操作部の下を持って上に引くと……

  • ネスカフェ ドルチェ グスト Genio S(ジェニオ エス)

    飛行機のハッチみたいに開きました! 次は赤丸のところを持って前に引き出します

  • ネスカフェ ドルチェ グスト Genio S(ジェニオ エス)

    カプセルホルダーが出てきました

カバーの開閉には少し力を使いますが、一回覚えてしまえばスムーズにできそうな操作です。

自然の「青」が目をひくブルーラテ、その味は?

新発売となるブルーラテは、文字通り青いラテ飲料。着色料ではなく、マメ科のハーブ「バタフライピー」由来のブルーで、優しいイメージの一杯です。

  • ネスカフェ ドルチェ グスト Genio S(ジェニオ エス)、ブルーラテ

    ブルーラテのパッケージは名前の通り青が基調(10個入980円)

ドルチェ グストのラテメニューの中には1杯あたり2つのカプセル(コーヒー+ミルク)を使うものもありますが、ブルーラテは1カプセルで完結します。

また、ブルーラテは1杯約98円(10個入980円)と、コンビニコーヒーくらいのコスト感。定番カプセルと比較すると、「スターバックス ハウスブレンド」が1杯約82円(12個入り980円)、ネスカフェの「オリジナルブレンド」が1杯約61円(16個入り980円)なので、ほんの少しリッチな1杯といえそうです。

  • ネスカフェ ドルチェ グスト Genio S(ジェニオ エス)、ブルーラテ

    カプセル左端には推奨の水の量が示されています

  • ネスカフェ ドルチェ グスト Genio S(ジェニオ エス)、ブルーラテ

    カプセルホルダ―にセットして本体に入れます

  • ネスカフェ ドルチェ グスト Genio S(ジェニオ エス)、ブルーラテ

    水の量を推奨の量に設定。温度計のマークが赤(ホット)になっているのを確認し、ドルチェ グストのマーク直下のマグカップマークを押すと抽出開始

  • ネスカフェ ドルチェ グスト Genio S(ジェニオ エス)、ブルーラテ

    ブブブ……と低めの音が鳴り、抽出がはじまるとすぐにミルキーブルーのラテがカップに注がれました

  • ネスカフェ ドルチェ グスト Genio S(ジェニオ エス)、ブルーラテ

    ブルーラテが完成!カプセル1つ分だとおよそ120mlでした

さっそく口にしてみると、まろやかな口当たりながら、第一印象はアプリコット(あんず)の甘い香り。ミルクのコクはひかえめながら、その分フルーティーなフレーバーとマッチしています。

正直「あのドリンクに似た味」というのが形容しにくい、かなり独自路線のテイスト。とはいえクセは少なく、色のインパクトとは裏腹に飲みきれないと感じる人は少なそうな優しい味です。ノンカフェインなので就寝前のリラックスタイムにもよさそうですね。

ブルーラテ誕生の理由は「非日常感」

ところで新作のブルーラテ、聞いたことがある人はあまり多くないのでは? 筆者は今回の取材で初めて知りました。そこで、ネスカフェの担当者にブルーラテが誕生した理由を聞いてみました。

  • 左:ネスレ日本 飲料事業本部 コーヒーシステム&スターバックス CPG ビジネス部 マーケティングスペシャリスト  Cathy Xu(キャシー・シュー)さん、右:ネスレ日本 飲料事業本部 コーヒーシステム&スターバックス CPG ビジネス部 部長 古山裕巳さん

    左:ネスレ日本 飲料事業本部 コーヒーシステム&スターバックス CPG ビジネス部 マーケティングスペシャリスト Cathy Xu(キャシー・シュー)さん、右:ネスレ日本 飲料事業本部 コーヒーシステム&スターバックス CPG ビジネス部 部長 古山裕巳さん

ブルーラテの青色は、前述のとおりハーブのバタフライピーによるもの。生息地であるタイではポピュラーな存在で、すでに青いラテも飲まれているそうです。

ネスカフェ ドルチェ グストのブルーラテはタイのレシピを参照したのではなく、独自に作りこんだテイスト。アプリコットやライチを合わせた独自フレーバーで、非日常感を演出したとか。確かに、ブルーラテには「いつもの味」とは離れた個性を感じたので狙いどおりですね。

  • ドルチェ グストの期間限定製品の開発軸は4つあり、最低でも1つをおさえた企画開発を行います

    ドルチェ グストの期間限定製品の開発軸は4つあり、最低でも1つをおさえた企画開発を行います

日本でも、バタフライピーを使ったドリンクはカフェなどで提供されていますが、ソーダやストレートティーが多く、ラテは新鮮。ラテとして製品化したのは、「ラテが手軽に飲める」ドルチェ グストならではのドリンクとして成立させるためでした。

  • ネスカフェ ドルチェ グスト Genio S(ジェニオ エス)、ブルーラテ

    ホットの次はアイスを。アイスは氷を入れたグラスの中にホットの抽出液を淹れて作ります

  • ネスカフェ ドルチェ グスト Genio S(ジェニオ エス)、ブルーラテ

    アイスのブルーラテ。氷の分色が薄くなったような気がします

ブルーラテの発売と同時に、前回の期間限定製品で、ほうじ茶ラテとルイボスラテが1箱に入った「ティーラテアソート」も数量限定で再販されます。メディア向けに開催されたブルーラテの発表会では、期間限定カプセルをドルチェグストのブランドから年間で3種類以上、スターバックスを含むと年間で5種類以上、投入する予定と明かされました。次回のカプセルにも注目です。

筆者はジェニオ エスでコーヒーとブルーラテをかわるがわる淹れて飲んだのですが、淡い味わいのブルーラテにコーヒーの香りが移ったりすることはありませんでした。多くのメニューをストレスなく楽しめるのは魅力ですね。おうち時間の長い今、いろいろなカフェドリンクを手軽に味わいたい人におすすめの1台です。

  • ネスカフェ ドルチェ グスト Genio S(ジェニオ エス)、ブルーラテ

    バタフライピーは「色変」が特徴なので、レモン汁を追加したところ。鮮やかなパープルになりました! が、レモンの酸味で繊細な味のバランスが崩れたので、そのまま飲んだほうがおいしい……