ソニーグループは、同社のデザイン部門であるクリエイティブセンターのデザイナーとSF作家が描く“「2050年の東京」のものがたり”を、「Sony Park展」の一環としてスタートする「ONE DAY, 2050 / Sci-Fi Prototyping」において展示する。会期は8月31日〜9月13日。

  • ソニーのデザイナーとSF作家が描く「2050年の東京」、Sony Park展で展示

「ONE DAY, 2050 / Sci-Fi Prototyping」の会場は東京・Ginza Sony Park(銀座ソニーパーク)のPARK B3(地下3階)で、開場時間は11時~19時。入場無料で事前予約は不要だが、人数制限を行う。なお、6月の発表当初、会期を8月30日からとしていたが、都合により8月31日スタートに変更となった。

今回展示するのは、「WIRED Sci-Fiプロトタイピング研究所」の協力のもと、SF作家の藤井太洋氏、小野美由紀氏、麦原遼氏、津久井五月氏とコラボレーションし、Sci-Fi(サイファイ)プロトタイピングの手法を用いて描き出した“「2050年の東京」のものがたり”。

ソニーのデザイナーとSF作家が、「2050年」「東京」「恋愛」という3つのキーワードのもと、「WELL-BEING」、「HABITAT」、「SENSE」、「LIFE」の4つのテーマで「デザインプロトタイピング」と「SF短編小説」を創出。その世界観を楽しめるトレーラームービーなどを通じて、「ありうる未来」が体感できるとする。

なお、Sci-Fiプロトタイピングとは、SF(サイエンス・フィクション)を用いて未来を構想することから始まり、それを起点に「いま、これから何をすべきか」を考察していく手法を指す。SF作家により創造された未来や物語が、企業のビジョンや事業創出、技術開発に活用されるなど、世界的な関心を集め始めているという。

Sony Park展について

Sony Park展は、ソニーが取り組む6つの分野「ゲーム、音楽、映画、エレクトロニクス、半導体、金融」をテーマとし、ソニーミュージックグループの6組のアーティストたちが加わって展開するイベント。8月27日まで、第4弾「映画は、森だ。 with millennium parade」が開催中。

今後、第5弾「半導体は、SFだ。 with YOASOBI」(会期:9月2日~9月13日)、第6弾「エレクトロニクスは、ストリートだ。 with Creepy Nuts」(会期:9月19日~9月30日)の開催を予定している。入場無料だが、一部は事前予約が必要となる。

Sony Park展の全体の会期は9月30日まで。2024年に完成予定の「新Ginza Sony Park」に向けた建設工事が2021年10月から始まるため、現在の形態で行われるプログラムとしては最後になる。

  • 2021年現在のGinza Sony Park