米Microsoftは8月12日(現地時間)、「Windows 11」でアップデートする標準アプリおよびツールの一部を備えたプレビュー版をWindows InsidersのDevチャンネルにリリースした。「Snipping Tool」「電卓」「メール」「カレンダー」などを試せる。
Snipping ToolはWindows XP時代からある歴史のある画面キャプチャツールだが、Windows 10のバージョン1809で「切り取り&スケッチ」に置き換えられた。Windows 11のSnipping Toolは、以前のSnipping Toolと「切り取り&スケッチ」の両方のツールの長所と体験を取り入れた。Snipping Toolをベースに、[WIN]+[SHIFT]+[S]のキーボードショートカットなど「切り取り&スケッチ」の機能を加え、より豊かな編集を可能にする新しいビジュアルを備えている。
キーボードショートカットを使って簡単にスクリーンショットを撮影可能。「四角形クリップ」、「フリーフォームクリップ」、「Windowsのクリップ」、「全画面クリップ」などのクリップ方法を選択できるメニューが表示される。撮影後には編集ツールを使って注釈を加えたり、トリミングなどを行える。
「電卓」はC#で書き直され、外観が新しくなった。シンプルな標準電卓、複雑な計算に対応する関数電卓、プラグラミング向けの機能を提供するプログラマー電卓、100種類以上の単位や通貨の変換など、家計の管理から仕事や学習、研究、エンジニアリングまで幅広く活用できる。
Snipping Toolと「電卓」にはテーマ設定が用意されており、Windowsのテーマと連動させたり(Windowsがダークモードであればアプリもダークモード)、Windowsとは異なるテーマを設定することも可能。
メールとカレンダーは、Windows 11の新しいビジュアルスタイルでアップデートされた。Windowsのテーマを反映させることも可能。