Q-Successから2021年7月のWebサイト向けLinuxディストリビューションのシェアが発表された。2021年7月はUbuntuが増加し、DebianとCentOSが減少した。しかし、変動幅は小さく、2021年5月からほぼ横ばいという動きになっている。

Webサイト向けLinuxのシェアは、2021年に入ってから急に下落の傾向を示すようになった。2021年5月まで下落が続き、そこから横ばいの傾向を見せている。Ubuntu、Debian、CentOSという主要Linuxディストリビューションのシェアが大きく下落しているにもかかわらず、これらに代わるLinuxディストリビューションは表れておらず、本当にシェアが失われたのかどうか、不可解な状態が続いている。

  • 2021年7月Webサイト向けLinuxディストリビューションシェア/円グラフ

    2021年7月Webサイト向けLinuxディストリビューションシェア/円グラフ

  • 2021年7月Webサイト向けLinuxディストリビューションシェア/棒グラフ

    2021年7月Webサイト向けLinuxディストリビューションシェア/棒グラフ

  • Webサイト向けLinuxディストリビューションシェア推移グラフ - 資料: Q-Success提供

    Webサイト向けLinuxディストリビューションシェア推移グラフ 資料: Q-Success

順位 ディストリビューション 今月のシェア 先月のシェア 推移
1 Ubuntu 33.0% 32.7%
2 Debian 15.3% 15.4%
3 CentOS 10.6% 10.7%
4 Red Hat 1.0% 1.0%
5 Gentoo 0.7% 0.7%
6 Fedora 0.2% 0.2%
7 SuSE 0.1% 0.1%

Q-Successは、上位1000万のWebサイト(2013年6月までの上位100万)を調査対象としており、Alexaによって提供されたWebサイトの人気ランキングの3カ月の平均順位を用いている。